2024年大河ドラマ『光る君へ』財前直見さん演じる右大将道綱母の百人一首とは?
「5文字で表す百人一首」その6・右大将道綱母編
2023.11.23
次々情報が解禁され期待が膨らむ中、Ane♡ひめ.netでは、紫式部をはじめ主要キャストが詠んだ歌を書籍『5文字で百人一首』からご紹介します!
この書籍は、百人一首をくすりと笑える現代風の「5文字」にしてみたもの。ゆるく楽しく学べる新たな百人一首の教養本になっているので、和歌がはじめての方にもおすすめの一冊です。
今回は、財前直見さん演じる「右大将道綱母」(『光る君へ』における役名は藤原寧子)の歌をご紹介!
百人一首 第53首
いかに久しき ものとかは知る
右大将道綱母
5文字で表すと?
訳と解説
どんなに長いものか、あなたは知っていますか
作者の夫が朝帰りしたとき、門をなかなか開けないでいたら、待ちくたびれたよと言われたので返事がわりに詠んだ歌です。待ったのはこっちだよと言って怒っています。
昔の女の人の本名は、歴史にはあまり残りません。親しい人にしか教えないものだったからです。
歴史を調べるときにそれじゃ困るので、だれだれの母・女(むすめ)と、仮に呼んでいます。
右大将道綱母も、「右大将という仕事をしていた藤原道綱さんのお母さん」という意味で仮にそう呼ばれています。彼女は『蜻蛉日記』の作者として、息子である藤原道綱より名が広まっています。