2024年大河ドラマ『光る君へ』吉高由里子さん演じる紫式部の百人一首とは?
「5文字で表す百人一首」その1・紫式部編
2023.10.21
次々情報が解禁され期待が膨らむ中、Ane♡ひめ.netでは、紫式部をはじめ主要キャストが詠んだ歌を書籍『5文字で百人一首』からご紹介します!
この書籍は、百人一首をくすりと笑える現代風の「5文字」にしてみたもの。ゆるく楽しく学べる新たな百人一首の教養本になっているので、和歌がはじめての方にもおすすめの一冊です。
今回は、吉高由里子さん演じる紫式部の歌をご紹介!
百人一首 第57首
雲がくれにし 夜半の月かな
紫式部
5文字に表すと?
訳と解説
雲に隠れる夜中の月のようにあっさり帰ってしまったのね
久しぶりに会った幼なじみが、すぐ帰ってしまったので詠んだ歌。本人かどうかを確かめる暇もなかったようです。その慌ただしさを、雲に隠れて一瞬で見えなくなる夜中の月にたとえています。
雲隠れにはえらい人が死ぬという意味もありますが、ここでは単に帰っただけ。
紫式部は、「源氏物語」の作者として世界的に有名です。書かれた当時から大人気で、多くの歌人が影響を受けました。
紫式部の「紫」は「源氏物語」の登場人物の紫の上から、「式部」はおそらく父親の役職からとられています。
NHK大河ドラマ『光る君へ』は2024年1月より放送予定です!