我が家の「小1の壁」体験記! 保護者運営の「自主学童」に出会うまで

3児のママスタイリスト・田沼 トモミの子育て日記

スタイリスト:田沼 トモミ

保護者運営の「自主学童」のメリット・デメリット

エリアにもよりますが「学童」には公設と民設があり、年々ニーズも多様化してるので、選び方の基準はご家庭によっても違うことでしょう。ということで、娘が通うことになった保護者運営の「自主学童」についてご紹介します。

「自主学童」は保護者が運営に携わり、「共同保育」や「自主学童保育」とも呼ばれ、思った以上に保護者の負担はめちゃくちゃ大きく、役員になるとその関わり合いは部活並みです!

一方で、お稽古的な学童に比べたら毎日通っても断然安価というメリットがあり、最終的には予算の兼ね合いでここならいいかな、と思い選んだ側面もありました。ですが、保護者運営というのはそこそこ労力を使うもんなんだな~というのが実際に入った感想で、親の労力が動員されるという意味ではコスパがいいのか悪いのか、なんとも言えない部分もあります。

一方で、親が運営に関わる中で、きちんとした信頼関係を築いた職員に日々見守られながら、わが子が身も心も成長させてもらえていることは確かで、娘が毎日を楽しく過ごして生活の基盤を築けてるという点は、我々親子にとって何よりも貴重の体験でした。
そして、何よりもありがたいことがあります。それは、一般の公設の学童保育では長期休暇中はお弁当持参が一般的なのですが、私たち親子がお世話になっている「自主学童」は、なんと長期休暇中、手作りのご飯が食べられるというのが働く親にとってほんとーーーに、ありがたいです!

当初は私も、通い始めて【小1の壁】を乗り越えほっとしていたときには、3年生くらいになったらやめてもいいかな~なんて思ってたんですが、「絶対やめない! 6年まで通いつづける!!」と娘に宣言されてしまいました。笑 それくらい自分の居場所が確保できてるということでしょうか。

2022年度は私も学童の役員を担当したため、正直めちゃくちゃ大変でしたが、内情も知ることができたので「やってよかった」と思っています! 数十名の子どもたちもファミリーな感覚で(子どもたちがどういう視点かは知らんがw)街で会えば手を振って挨拶をし、地域の一員として貢献できている気持ちに。

縁もゆかりもなく、なんとなく住み始めた街でしたが、根というのはぐんぐん張るものなのだなーとしみじみ。こうして地域全体で子育てができたことは親である私にとっても本当にいい経験だったと思いました。
すっかりお姉さんな表情の長女。中堅としてリーダーシップを取れるかな?
1年前の娘。まだまだあどけなさが残ってます
働き方も生活スタイルも考え方もさまざまなので、何が一番で何を良しとするかは本当に家庭によりけりだと思いますが、【小1の壁】を突破するには親子がストレスなく過ごすことにつきるのかな、と感じます。

我が家のケースを一つの事例としてお伝えしましたが、時代は変わり続けていくし、さまざまな事情を抱える家庭はこれからもより、増え続けていくはず! 誰もが、子育てをしていく上で、誰もが自由に選択でき、生き生き暮らせる社会になりますように!

そんな、2年前の我が家の小1の壁を思い出した4月の終わりでした。

それでは、また!
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たぬま ともみ

田沼 トモミ

スタイリスト時々ライター

エディトリアルを中心に、広告・カタログ・著名人のスタイリングなど幅広く活動。 ファッションにとどまらず、被写体とその空間スタイリングを得意とし、インテリアやフードなどプロップまわりも同時に担当する。 プライベートでは3児の母。 Instagram blog

エディトリアルを中心に、広告・カタログ・著名人のスタイリングなど幅広く活動。 ファッションにとどまらず、被写体とその空間スタイリングを得意とし、インテリアやフードなどプロップまわりも同時に担当する。 プライベートでは3児の母。 Instagram blog