4月更新「黒魔女さんが通る!!」のキャラ&魔法をつくろう

石崎洋司先生が選考した「黒魔女さんが通る!!」読者が考えたアイデアを発表!【2025年4月更新】

「黒魔女さんが通る!!」のキャラ&魔法をつくろう【2025年4月更新】

みなさんが考えて応募してくれた、「黒魔女さんが通る!!」の本に登場するキャラ(読者キャラ)や魔法(読者魔法)の投稿から、石崎洋司先生が選考した入選作を発表します!

ギュービッド

いよーっす、ギュービッドだ!

春だよ! 桜だよ! 進学進級就職、そして花粉だよ!
チョコのやつ、きっと、鼻がぐずぐずで、
「ギュービッドざま、ごんげづも、おだよりがいっばいでず……」
とかいって、登場するんだろうな~。

チョコ

たしかに今月はおたよりでいっぱいです。

ギュービッド

あれ? 花粉症はどうした?

チョコ

お薬、飲んでますから。ああ、あのときも、いまみたいなお薬があれば、黒魔女修行なんかせずにすんだのに……、って、そんなこといってる場合じゃなかった! とりあえず、おたより紹介しないと!

魔茶さん(小6)

ギュービッドさま、お誕生日おめでとうございます!
いつも小学生男子並みの行動だけど、ピンチの時は助けてくれて、乙女な一面もある。そんな、魔界一すてきでかっこいいギュービッドさまが大好きです! ずっと憧れです!

ともめろちゃんさん

わかる魔で教える美人黒魔女インストラクター・ギュービッドさまお誕生日おめでとうございます!

チョコ

以上です。

ギュービッド

こらぁ!! まだまだ、たんおめメッセージが来てるだろ! それに、紹介しなくていいけど、石崎へのたんおめとか、中学に進学したら図書室に黒魔女さんがあるか心配だとか、ポップアップショップでギュービッドさまアイテムばかり爆買いしたとか……。

チョコ

わかってます。でも、ご紹介したくても、今月は無理なんです。なぜかというと、先月、石崎先生が、ミスったから!!!

石崎

す、すいません。どういうことか、ご説明すると……。
年末のサイトで、11月の仙台市の講演で寄せられたご質問への回答を掲載したんですが、すべてお答えしきれなかったので、こういったんです。
『3月1日の更新では、引き続き、創作の秘密や作品について、いろいろとお話したいと思いまーす!』
しかーし! それを、コロッと忘れちゃったんdeath(です)!

ギュービッド

あちゃあ! やっぱりおまえはバカだからな〜!

チョコ

というわけで、今月はその回答を載せなければならないので、おたより紹介は、ちょっとむずかしくなっちゃったんです。

石崎

みなさん! おたよりはす・べ・て、ありがたく読ませていただきました! 次回の更新では、また、しっかりご紹介しますので、これにこりずにおたよりをくださ〜い!

ギュービッド

それで、大形スピンオフは完成したのか?

石崎

はい〜、できました! なので、次回の更新では、それについても、少し情報公開をさせていただきます〜。

チョコ

実は、このあとの「創作についての質問」のなかにも、大形くんスピンオフのお話が、さりげなく&ちょっぴり入っているので、目を皿のようにして、お読みください!
では、はじまり、はじまり~。

「小説講座in仙台」での質問への回答Part2

Q1.石崎さんが創作活動の中で、いちばん大変だけどもやっぱり楽しいって、どんなところでしょうか? 続ける秘けつもあれば教えてください。

石崎

たしかに書くのは大変ですねぇ。なにが大変といって、いちばんは「体力」です。長編を一冊書くのに、順調にいって1か月、ひっかかったりしたら、2か月、下手したら3か月かかることもあるわけでしょう? そのあいだ、ずーーーっとパソコンにむかって、書いては消し、消しては書きなので、メンタルもたいへんだけど、やっぱり体力が必要。なので、みなさん、健康はだいじ。元気があれば、なんでもできる!

こんなふうに、いつもひぃひぃいいながら書いているので、正直にいうと「やっぱり楽しい」って思うのは、作品が完成したときの解放感です。苦労すればするほど、大きいですね。楽しさ、うれしさのあまり、なにを書いたか忘れるぐらいです(『青い鳥文庫ができるまで』岩貞るみこ:作 藤田香:絵/青い鳥文庫 のなかのエピソードは実話です!)。

ただ、この「達成感」こそが続ける秘けつなのかもしれません。ぼくは「作家」が職業なわけで、そんなに苦しければほかの職業につけばいいのですが、そうしなかったのは、「苦しいけれどなぜか続けられる」「完成すると楽しい」「やっぱりこれが自分にいちばんむいている」と、作品を重ねるたびに思えてきたからだと思います。
だれかに「これから職業を選ぼうとしている」あるいは「いまの仕事を続けようか悩んでいる」と相談を受けたら、自分の場合はこうだと答えるでしょうね。

Q2.小説を書いていて、行きづまってしまったらどうすべきですか? 小説にするアイデアは、たくさん浮かんでくるのですが、文章や言葉に置き換えるのが難しいです。簡単にできる方法などがあれば教えていただきたいです。

石崎

せっかくのご質問なんですが、「かんたんにできる方法」は……、ないです(笑)
ひたすら粘りましょう。ずいぶん前の講演で同じご質問をいただいたことがあるのですが、そのときは「ガッツで乗りきる!」と答えました。身もふたもありませんが、ほんとです。だから、Q1にも書いたように、体力が必要なんです。

ですので、「アイデアを文章や言葉に置き換える方法」へのお答えも、「たくさん読んで、盗みましょう」です。あなたの好きな作家はもちろん、いろんな小説を読むと、抽象的な考えやアイデアを、どんな具体的な出来事、行動、言動に置き換えて表現しているかがわかります。いいかえれば、読書をするときも「書くという視点を持ち続ける」ということです。読者ではなく、作家の目で読んでみましょう。

Q3.先生は長いシリーズものをたくさん書かれていますが、長期間書いている中でキャラクターがブレないように気をつけていることなどはありますか。キャラクターの個性を失わず成長させたり、考えが変わっていく様子を表現するにはどうしたらいいでしょうか?

石崎

うわぁ、これは難問だ! うまく答えられるかどうか、自信がない……。
とりあえず、方法はひとつではない、正解もひとつではない(というか、あるかどうかもわからない)ということをおことわりしておいて、ぼくの考え方のひとつを。

まず、前提条件として、ぼくはこう考えます。
・人はそう簡単に変わるものではない
・変わるとすれば、なにか思いもよらない出来事に遭遇したとき

なので、ご質問の最初の「キャラクターがブレないように気をつける」がだいじです。ただ、これはそんなにむずかしくないです。しゃべり方、リアクションのしかた、髪型、服装などの外見を、常に一定に保っていればいいわけですから。「黒魔女さんが通る!!」での一組のみんな、いろいろな黒魔女さんたちを見てもらえば、わかると思います。

さて、このキャラが成長する、考えを変える、つまりキャラが変化するようすはどう書いたらいいか。
まず、「変わった」と書いてはいけません。これは「悲しい」「うれしい」とは、極力書かないようにし、「悲しそうなようす」「うれしそうな動き」を書くというのと同じです(このあたりについては、『黒魔女さんの小説教室』を見てください~)。

つまり、変わったとわかる行動や言動をひきだすわけですが、だいじなのは、そうなるのにふさわしいシチュエーション(場面)を、どう用意するかです。

具体的な例として、『魔女学校のギュービッド』の194ページ~201ページをあげたいので、お手元にあるかたはぜひ読んでみてください。
暗御留燃阿の目の前で、ギュービッドが校長先生が大切にしているペットの魚をつりあげてしまいます。こういう悪ふざけはいままでもよくあって、暗御留燃阿も慣れっこ、優等生としてかばってあげるという、ある意味おなじみのシチュエーションです。

でも、今回にかぎってはそうならなかった。かばうどころか、暗御留燃阿のブラックな一面が立ちあがっていくきっかけになります。つまり、
・いつもと同じキャラが、おなじみのシチュエーションにいる
・ところが、今回にかぎって、ちがった行動を取ったり、ちがう心情におちいる
こうすると「変わった感」が強く出るんですね。

ほかにも、「思わぬ場所で思わぬ行動を見かけてしまい、関係性が変わるきっかけになる」(恋愛系のドラマなどではおなじみのパターンですね!)など、いろいろな方法があります。なので、小説、ドラマ、映画、コミックなどを幅広く、「作家の目で見たり読んだり」して、研究してみてください。

Q4.先生は複数シリーズを並行して書かれていらっしゃいますが、ふんいきの切り替えなどのために、なにかされてましたら教えていただきたいです。

石崎

以前の講演でお話したことですが、シリーズの空気感を一定にするために、キャラや作品全体のイメージソングみたいなものを、ウラ設定しています。

たとえば、初期のチョコのイメージソングは、木村カエラさんの『happiness!!!(ハピネス!!!)』、「黒魔女さんが通る!!シリーズ」内の大形くんの場合は、BUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)の『Merry Christmas(メリークリスマス)』とか。

いま、わざわざ〝「黒魔女さんが通る!!シリーズ」内の〟とつけたのは、こんどのスピンオフ版の大形くんのイメソンはぜんぜんちがうから。
スピンオフ大形くんのイメソンは、ボブ・ディランの『Shelter from the Storm(嵐からの隠れ場所)』です。大学生のころに初めて聞いて大好きになった曲なんですが、おかげで「黒魔女さんが通る!!」とは、ふんいきのちがう作品になりました。

ちなみに、「JC紫式部」の彩羽や紫のイメソンはありません。理由はかんたん。ずーっと前から書きたい、書きたいとあたためてきたお話なので、あえてイメージする必要がなかったのです。

Q5.おもしろいストーリーを書く上で、特に気をつけてることはありますか? また、児童文学を書くことでこだわってる点はございますか? 創作秘話など教えて下さい!

石崎

児童向けのお話を書くときの「マスト」は「おもしろいこと」です。どんなに道徳的に大切なことが書いてあっても、おもしろくないのはNG。
もっとも、「おもしろい」の基準は人さまざま。そこで、一般論として、自分の場合はどう考えているかを記します。2つあります。

1 展開が速いこと
のんびり描写していたり、心情や気持ちをだらだら書いていては、物語の展開がおそくなって、読書経験の少ない児童はあきてしまいます。なので、ストーリーはどんどん動かしましょう。

最近、気づいたのですが、世界的なハイファンタジーのひとつ『ゲド戦記』(アーシュラ・K・ル=グウィン)の第一作『影との戦い』(岩波少年文庫)は、1968年の作品にしては、展開がかなり速いですね。それが、世界中の子どもたちに読まれた要因のひとつのように思います。

というか、児童文学の世界的名作って、たいてい展開スピードが速いですね。C・S・ルイスの『ナルニア国物語』もそうですし、イーディス・ネズビットの『砂の妖精』なんか、とても120年以上も前に書かれたとは思えない高速展開ですよ!
子どもの本の作家をめざすかた、ぜひ参考にしてください。

2 子どもの本は「なにかの役に立つこと」
「文学には無用の用がある=小説なんて、なにかの役に立つものではないけれど、それでも意味があるものだ」といわれることがありますが、子ども向けの物語には「用がある=なにかの役にはたたなければならない」と、ぼくは信じています。

そのひとつが「子どもを本ぎらいにさせないこと」です。おもしろくなければならないという理由もここにあります。「本なんてつまらない」と思わせてしまったら、その人の将来にとんでもなく悪い影響を与えてしまうことになる、ぼくはいつもそんな気持ちで書いています。

ふたつめは、「目に見えるお役立ちポイントとして、過去の名作を紹介したり、おもしろ知識をお話に混ぜる」です。

お気づきかと思いますが、ぼくの作品には、ちょいちょい昔の文学作品やら、歴史上の裏エピソードが出てくるでしょう? あれは、わざとやっているんです。
小学生ぐらいのときにはお役立ち度ゼロでも、中学・高校・大学・社会人になったとき、「あっ、そういえば、黒魔女さんで読んだことあるかも……」ってなったら、より身につきやすいかな、とかね。小さな親切、大きなお世話かもしれませんが(笑)

Q6.ネタを考えるときにしているルーティンはありますか。アイデアが思いつきやすい食べ物はありますか。

石崎

食べものはないです~! あったら教えてほしいです~!
ネタを考えるときのルーティンもないんですけれど、なぜか、次のシチュエーションではネタを思いつくんですよね。
・シャワーを浴びているとき(特に頭を洗っているとき)。
・食器を洗っているとき。

なので、食器洗いは率先してやります(仕事のためにやってるだけなので、家事を手伝ってるわけではありません)。

有名な海外作家さんは「3B」(Bus=バスに乗ってるとき、Bath=お風呂に入っているとき、Bed=ベッドで横になったとき)といってます。
あなたも、自分の思いつきポイントを見つけてください。

Q7.自分で小説を作っていますが、いつも途中で飽きて最後まで作り終わることがありません。最後まで作り終わるにはどうすればよいですか?

石崎

これもQ2のお答えと同じで、身もふたもないいいかたになっちゃうんですが、最後までガッツで書き続けるってことしかありません。
それに「途中で飽きてしまう」とのことですが、実は、そここそが作品のポイントかもしれませんよ。

小説に限らず、映画やドラマ、あと音楽、さらにはスポーツの試合なんかでも、「ペースが変わるところ」があるでしょう? ずっと緊迫感あふれる部分が続くわけでも、ずっとまったりしているわけでもなく、速くなったりおそくなったり、会話が続くかと思えば言葉も音もないシーンになったり、かならず変化がありますよね?

では、どこでペースを変えるか。それが、あなたが飽きた部分かもしれません。書いているほうが飽きたということは、読んでる方も飽きている可能性大ですから。
なので、飽きたときは、そこで場面を変える、語り手を変える、季節を変える、なんでもいいから変えてみたら、その先が書けるかもしれません。

それからもうひとつ。作家をめざすのなら、絶対に最後まで書ききること。なぜなら、小説を書いていて、いちばん大変で、いちばんむずかしいのが、「お話をしめくくる」ことだからです。100個のすばらしいアイデアとシーンを思いつく人より、1本の小説を、たとえつまらない内容でも、最後まで書ききる人のほうが、作家になれます。

つらくても、泣きながらでも、エンディングまで書く。これが作家へのいちばんの近道だと、ぼくは信じています。

Q8.執筆のモチベーションが上がらないときはどうしますか?

石崎

たしかにそういうときはありますねぇ。でも、ぜんぜんちがうことをして気分転換というタイプでもないので、とりあえず本を読みます。ただし、このときだけは、Q2のような「作家の目で読む」度は少なめで、お楽しみ優先で。

子どもの本の作家として展開の速さを常に意識しているせいか、実は「展開が遅い」というか、「描写が続く」小説が楽しいんですね。むかしから好きなのは『失われた時を求めて』(プルースト)。あと、最近ハマっているのは、山尾悠子さんの作品ですね。児童書ではできない小説だなぁ、と、にまにましながら読んでます!

Q9.他のシリーズと世界観が違うように感じるが、JCシリーズをなぜ書こうと思ったか?

石崎

それについては下にリンクを貼ったコクリコ〔cocreco〕の記事に書いてあるので、読んでみてください~。デビュー直後から温めていたお話、つまり、黒魔女さんやほかのどのシリーズよりも前から考えていたことなので、世界観はだいぶちがうかも、ですね。でも、おもしろいことだけは一貫して変わらないと思うので、楽しんでいただけたら、うれしいです!

石崎

どうでしょうか? みなさんの創作や読書のお役に少しでも立ったらいいなと、願ってます!

チョコ

というわけで、それでは、ここからいつものように、黒魔女めあて、そして、キャラ&魔法の優秀作品の発表です!

〈「今月のめあて」優秀作品発表!〉
*本に採用するめあては、応募作品全体からあらためて選びます。
 採用しためあてと提案者は、登場した本の巻末で紹介します。

提案者/RICOさん(小5)

★『縦横魔尽(縦横無尽)』

提案者/まるさん(高校生以上)

★『命短し呪えよ黒魔女(命短し恋せよ乙女)』

提案者/氷雪の紫水晶さん

★『黒魔女心と闇の空(女心と秋の空)』

提案者/くろまるさん(中3)

★『悪魔渡らば黒魔女で渡れ(浮世渡らば豆腐で渡れ)』

チョコ

「縦横魔尽」は、「縦横魔神」にしたいなぁって、石崎先生がおっしゃってました。

石崎

あと、「浮世渡らば豆腐で渡れ」っていうことわざ、知らなかった……。

チョコ

お豆腐は四角くて、かたい感じがするけど、中身はやわらないことから、世の中を渡るときは、きちんと守るべきことは守って、でも、やわらかく柔軟な心でいましょうっていう意味なんだって。深い~。

〈3月のキャラ&魔法 優秀作品発表!〉
*本に採用する作品は、応募作品全体からあらためて選びます。採用した作品と提案者は、登場した本の巻末で紹介します。

提案者/ともめろちゃんさん

★『最強焼き(さいきょうやき)』
見た目はふつうの西京焼き。食べると最強になる。

石崎

実は西京焼きが大好きなので、迷わず選んでしまった。最強になりたいねぇ。

提案者/いちごちゃんさん(小5)

★『炭水化物(たんすいばけもの)』
この魔物に取りつかれると炭水化物が大好きになる、ダイエットの敵。横綱などは取りついていると思います。

チョコ

たしかに「化け物」だよね~。おもしろーい&こわーい!

提案者/黒魔女さんさん(小5)

★『知らん死天使』
まわりに死の予言をふりまく。不吉な死神のような姿形をしている天使。

石崎

こわいのに、名前がどことなく関西弁っぽいところが、おもしろいdeath(です)。

提案者/よるちちゃんさん(高校生以上)

★『想井 胡実(おもい こみ)』
なんでもすぐに思いこみしちゃう女の子。

チョコ

こういう子いますよね、っていうか、あたしもそうかも。

提案者/読オタさんですさん(小5)

★『泥病(どろ病)』
魔界で何回か大流行した病気で、これにかかると泥棒になって盗みたくなる。

石崎

読みかたがおかしくて、ふきだしました!

提案者/亜魔さん(中1)

★『Ms. ケアレス(ミスケアレス)』
魔界のインストラクター黒魔女。自創作魔法「不注意魔法」が得意で、テストのケアレスミスはだいたいこの魔法のせい。

チョコ

第一小には、Miss テリーという、なぞの先生がいらっしゃいました……。

提案者/すもつくれんさん(中2)

★『頬婆老いる(ホホバオイル)』

石崎

せっかく保湿しようと思ったのに、老婆になるのは、恐怖すぎる……。

提案者/ひよこまめさん(中2)

★『それ菜(それな)』
魔界の野菜。食べると、なんでもギャルのようにあいづちを打ってしまう。漬け物にするとおいしい。

チョコ

魔界には、食べると「〜ッス」っていうしゃべりかたになってしまう漬物「ス漬け」があるのですが、いっしょにするとどうなるのか、恐怖すぎる……。

提案者/電子レンジ開けたらポップコーン大爆発さん(小4)

★『悪魔嬢(悪魔情のガールフレンド)』

石崎

おおっ、この発想はなかった! ナイス思いつき! まさに「それ菜!」です!

チョコ

とりあえず、発表はここまででーす!

石崎

今月はほかにも、刀剣でもりあがってくれた方の「天下五剣」の魔界版、「たけのこの里」と「きのこの山」の魔界版など、おもしろい投稿がいっぱいありました! ありがたく、かくしだまにいたしました~!

チョコ

さて、次回の更新は、2か月後になります。投稿はいままでどおりお送りくださいませ〜。

石崎

上にも書いたように、次回は、大形くんスピンオフについて、少しくわしくお知らせしたいと思ってます。あと、もしかしたら、スペシャルなお知らせもあるかも~。

チョコ

というわけで、次回はおたよりもたっぷりご紹介しますね! それではすてきな春になりますように! 
ルキウゲ・ルキウゲ・ロフォカーレ!

★いま募集中の「キャラ&魔法」

① 「6年1組の人気キャラのお話」「黒魔女の騎士ギューバッド:女王になる編」に登場したら、おもしろそうなキャラ、ふしぎな黒魔法や魔界グッズを考えてね!
② 1組キャラたちが中学生になったら、どうなってるか、自分の好きなキャラで、みなさんの予想・願望を語ってください。
(例)どんな部活に入っているか、小学生のときとどんなところが同じで、どんなところが変わったか。学校行事やプライベートで、こんなことがあった、こんなことをしたなど、おもしろ&大胆に想像をふくらませてください。

★しめきり 2025年5月18日(日)
★次回更新予定日 2025年6月2日(月)
いしざき ひろし

石崎 洋司

Hiroshi Ishizaki
児童文学作家

東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、出版社勤務を経て、作家・翻訳家としてデビュー。『世界の果ての魔女学校』(講談社)で第50回野間児童文芸賞、第37回日本児童文芸家協会賞を受賞。「黒魔女さんが通る!!」シリーズ(講談社青い鳥文庫)など多数の人気作品を手がける。伝記には『杉原千畝 命のビザ』、『福沢諭吉 自由を創る』(講談社火の鳥伝記文庫)などがある。

東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、出版社勤務を経て、作家・翻訳家としてデビュー。『世界の果ての魔女学校』(講談社)で第50回野間児童文芸賞、第37回日本児童文芸家協会賞を受賞。「黒魔女さんが通る!!」シリーズ(講談社青い鳥文庫)など多数の人気作品を手がける。伝記には『杉原千畝 命のビザ』、『福沢諭吉 自由を創る』(講談社火の鳥伝記文庫)などがある。