天と地の方程式 1

著:富安 陽子   絵:五十嵐 大介  

発売日 2015/08/07
価格 定価:1,760円(本体1,600円)
ISBN-13 9784062195669
判型 四六
ページ数 258ページ

この春で中学二年生になる田代有礼(たしろあれい)は、おかしな夢を見た。猿に「くるすの丘に、来い」と言われる夢だ。その直後に引っ越しが決まり、できたばかりの公立の小中一貫校「栗栖の丘学園」に通うこととなる。中学二年生にあたる八年生の生徒はたったの三人。うちひとりは、おそろしく数学ができ、とてつもなく馬鹿とうわさのQだった。関わりあいになりたくないと思った矢先、Qとともに異空間に閉じこめられる――。


■あらすじ■
この春で中学二年生になる田代有礼(たしろあれい)は、おかしな夢を見た。猿に「くるすの丘に、来い」と言われる夢だ。その直後に引っ越しが決まり、できたばかりの公立の小中一貫校「栗栖(くるす)の丘(おか)学園(がくえん)」に通うこととなる。中学二年生にあたる八年生の生徒はたったの三人。うちひとりは、おそろしく数学ができ、とてつもなく馬鹿とうわさのQ(キュー)だった。関わりあいになりたくないと思った矢先、Qとともに異空間に閉じこめられる――。

【いにしえより続く、天ツ神と黄泉ツ神の戦い。その戦いにカンナギとして巻きこまれる、栗栖の丘学園の子どもたち。新たな神話がここに幕開け!】

■富安陽子、初の三部作!!■
・『天と地の方程式 2』2015年9月刊行予定
・『天と地の方程式 3』2016年3月刊行予定

■書店員さんから絶賛の嵐!!!■
・これは夢か現実か!? 読み進めるほどに、膨らむスケールと高揚感。場面が変わるごとに成長する仲間たちの姿に、出会ったことのない興奮を覚えた。
―――――――――――――――――――――――――――――三省堂書店・内田剛さん
・扉は開かれてしまった! アレイとQのように突然、異世界に引っ張りこまれる怖いような感覚。早く、物語の続きに飛びこみたい!
――――――――――――――――――――――――――丸善丸の内本店・兼森理恵さん
・選ばれし者たちのどんな冒険が始まるのか!? 傑作ファンタジーの到来に、期待が高まる。久しぶりにわくわくが止まらない物語に出会った!
―――――――――――――――――――――――SHIBUYA TSUTAYA・内山はるかさん
・もう、本当に面白い! この一語に尽きる! スピーディーな展開と理系(!?)男子のややこしさ。テンポよく、ぐいぐいお話にひきこまれる。
――――――――――――――――ジュンク堂書店近鉄あべのハルカス店・米谷薫さん
・卓抜した記憶力、数の理を読み解く力……主人公たちが個性的で、クールなアレイか、破天荒なQか、「どっちがタイプ?」なんて話題で盛り上がりそう。
―――――――――――――――――――――――旭屋書店天王寺MIO店・丸山愛佳さん

1 夢 2 Q 3 回廊 4 脱走 5 コンビニ 6 猿 7 カンナギ 8 栗栖の丘 9 手紙 10 放課後 11 ハルク 12 カクレド 13 ほころび

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角野 栄子
児童文学作家
1935年東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。 代表作『魔女の宅急便』は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。その他、「アッチ、コッチ、ソッチの小さなおばけ」シリーズ、『リンゴちゃん』『ズボン船長さんの話』。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人として3人目に受賞。 2023年には、江戸川区に「魔法の文学館」がオープンした。 写真提供:魔法の文学館 童話作家・角野栄子のオフィシャルサイト 魔法の文学館オフィシャルサイト
ナコ
イラストレーター
宮城県仙台市在住。イラストレーター。アパレル・キャラクターのデザイン会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍後に、フリーに転身。現在は、書籍や雑誌、広告のイラストから企業キャラクターデザイン、エッセイ漫画執筆、雑貨やテキスタイルデザインも手がけている。ブログ、SNSでもエッセイ漫画を公開中。 【著書】「ナコさんちの頑張らない家事」(KADOKAWA) ▼webサイト▼ https://nfsn66.net/ ▼ブログ▼ https://ameblo.jp/nacomusud/ ▼instagram▼ naco.nfsn66 ▼Twitter▼ @nfsn66
佐野 洋子
絵本作家・エッセイスト
1938年6月28日中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。 主な作品に『100万回生きたねこ』(講談社)、『おじさんのかさ』『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『すーちゃんとねこ』(こぐま社)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)、『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)、さらに『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)、『役にたたない日々』(朝日新聞出版)、『シズコさん』(新潮社)、『死ぬ気まんまん』(光文社)、『佐野洋子対談集 人生のきほん』(西原理恵子/リリー・フランキー 講談社) などのエッセイ、対談集も多数。 2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年11月5日72歳で逝去。 ©︎ JIROCHO, Inc.               
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