感情的になる前に知らないと恥ずかしい中国・韓国・北朝鮮Q&A

著:富坂 聰  

発売日 2018/05/31
価格 定価:1,320円(本体1,200円)
ISBN-13 9784062210430
判型 四六
ページ数 194ページ

歴史学者・磯田道史氏が推薦! アメリカ、中国でさえ、暴走する北朝鮮を止められないのは何故? その答えに近づくには、「各国の動きに、どんなメリットがあるのか?」と分析し、歴史の事実に率直に目を向ける姿勢が必要です。日本以外から見た北朝鮮、中国の実力、尖閣諸島を取り巻く本音、靖国神社参拝が怒られる理由という4つの国際ニュースについて、Q&A形式で読めるのが本書です。国際ニュースを読む力が身につきます。


『武士の家計簿』の著者で、NHK大河ドラマ『西郷どん』 の時代考証をつとめた歴史学者・磯田道史氏が推薦! 「中国・韓国・北朝鮮とは好き嫌いでは付き合えない。日本と彼らの国益を引き比べねばならぬ。本書を読めば、 外交のきれいごとの裏にある国益の現実を見抜く力がつく!」

南北首脳会談が実現し、ようやく核放棄について北朝鮮が言及しましたが、金正恩朝鮮労働党委員長の本音は誰にもわかりません。
これまで超大国のアメリカでさえ、核実験やミサイル試射を繰り返す北朝鮮を止められなかったのは、なぜだと思いますか?
北朝鮮をコントロールできると思われている中国が行動を起こさないのは、なぜだと思いますか?
いま、北朝鮮の動向が世界から注目を集めてしますが、日本の頭越しに各国の外交は進み、すっかり日本は“蚊帳の外”に置かれました。
中国、韓国、北朝鮮、そしてアメリカという国々が、本当は何を考えているのか? その答えに近づくのに必要な武器は、国際外交を読み解く力です。自国と比べて他国を罵っていても、永遠に国際的な感覚は養われません。各国の動きを見たとき、「どんなメリットがあるんだろう?」と分析するクールな姿勢と、過去に起きた歴史の事実に、率直に目を向けることが肝心なのです。

【日本以外の国々から見た北朝鮮】【無視できない中国の実力】【尖閣諸島を取り巻く本音】【靖国神社参拝が怒られる理由】という、日本人であれば敏感にならざるをえない4つの国際ニュースについて、わき出る疑問をQ&A形式で答えました。
世界の真実を読み解く力を、この一冊で身につけてください。

第一章 北朝鮮は厄介者なのか? 【Q1】北朝鮮がミサイル発射実験を繰り返し、戦争が近づいているかのようです。北朝鮮は韓国と戦争をしたいのでしょうか? それともアメリカと戦うつもりなのでしょうか?【Q2】核開発、ミサイル発射実験を繰り返す北朝鮮を、中国はコントロールできるのでしょうか?【Q3】北朝鮮が、核開発に突き進んだきっかけは、いったい何だったのですか?【Q4】これまで北朝鮮は、ほかの国と、どんな関係を築いてきたのですか?【Q5】朝鮮半島を取り囲む大国は、北朝鮮に対して、どのような本音を持っているのでしょうか? 第二章 認めざるを得ない隣人・中国 【Q6】日本の書店には、「中国経済が崩壊する」と予言するかのような本が、たくさん並べられています。本当のことなんですか?【Q7】そんなに中国が嫌いだったら、どうして日本は、中国と付き合うのをやめないんですか?【Q8】では、中国の人たちも、日本や日本人が大嫌いなんですか?【Q9】レアアースの輸入を中国に頼る割合が高まるほど、資源のない日本はそのうち、ハイテク機器をつくれなくなるなど、ひどい目に遭うのではないですか?【Q10】中国のITの技術が進んでいるとニュースで見ました。中国の技術は、どれくらい進んでいるのですか? 第三章 尖閣諸島をめぐる領土問題はあるのか?【Q11】尖閣諸島は、日本と中国、いったいどちらのものなんですか?【Q12】いつから、尖閣諸島をめぐる問題が、大きく取り上げられるようになったのですか?【Q13】中国より尖閣諸島に近い台湾は、この問題について、どんな立場を取っているのですか?【Q14】アメリカは、尖閣諸島の問題に対して、どのような立場を取っているのですか?【Q15】尖閣諸島問題において、日本と中国は、互いに歩み寄ることはできないのですか? 第四章 発火点としての靖国神社参拝 【Q16】なんで、8月15日の終戦記念日に日本の大臣が靖国神社に参拝すると、中国が怒るのでしょうか?【Q17】なぜ、日本の報道機関は、大臣たちが靖国神社に参拝したこと、そして、中国や韓国がそれに反発したというニュースを繰り返すのですか?【Q18】日本の政治家が靖国神社に参拝することに対して、中国と韓国は同じ理由で怒っているのでしょうか?【Q19】靖国神社への参拝問題は、いつごろから、日本と中国・韓国との間で、激しく衝突するようになったのですか?【Q20】日本と中国・韓国以外の国々は、靖国神社の問題をどう見ているのでしょうか?

0 件

オンライン書店

Pick Upピックアップ記事

Rankingランキング

Event&Present
イベント&プレゼント

Trend今日のトレンド

Editor’s Pick Up
編集部のおすすめ

監修者・専門家一覧

角野 栄子
児童文学作家
1935年東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。 代表作『魔女の宅急便』は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。その他、「アッチ、コッチ、ソッチの小さなおばけ」シリーズ、『リンゴちゃん』『ズボン船長さんの話』。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人として3人目に受賞。 2023年には、江戸川区に「魔法の文学館」がオープンした。 写真提供:魔法の文学館 童話作家・角野栄子のオフィシャルサイト 魔法の文学館オフィシャルサイト
ナコ
イラストレーター
宮城県仙台市在住。イラストレーター。アパレル・キャラクターのデザイン会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍後に、フリーに転身。現在は、書籍や雑誌、広告のイラストから企業キャラクターデザイン、エッセイ漫画執筆、雑貨やテキスタイルデザインも手がけている。ブログ、SNSでもエッセイ漫画を公開中。 【著書】「ナコさんちの頑張らない家事」(KADOKAWA) ▼webサイト▼ https://nfsn66.net/ ▼ブログ▼ https://ameblo.jp/nacomusud/ ▼instagram▼ naco.nfsn66 ▼Twitter▼ @nfsn66
佐野 洋子
絵本作家・エッセイスト
1938年6月28日中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。 主な作品に『100万回生きたねこ』(講談社)、『おじさんのかさ』『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『すーちゃんとねこ』(こぐま社)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)、『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)、さらに『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)、『役にたたない日々』(朝日新聞出版)、『シズコさん』(新潮社)、『死ぬ気まんまん』(光文社)、『佐野洋子対談集 人生のきほん』(西原理恵子/リリー・フランキー 講談社) などのエッセイ、対談集も多数。 2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年11月5日72歳で逝去。 ©︎ JIROCHO, Inc.               
TOP