ナコ家の頑張らない子育て in 東北　第42回　三女からのクレーム 編

そんなわけであるとき三女から、前は明るい早い時間に迎えに来ていたのに、今は暗くなった遅い時間にしか来ないという苦情を受けました。

三女は、冬のお迎えは夜、日が長い夏のお迎えは朝だといいます。本当に朝だと思っているわけではなく、明るい時間帯のことを「朝」と表現しているのです。

似たようなことで、少し前まで過去は全部「昨日」、未来は全部「明日」と表現していました。

今は「昨日」と「明日」は言葉通りの意味で使っていて、でもたとえば月や年の把握は難しいので３日以上過去のことは「昨日の昨日の昨日の昨日の……」と、たくさん「昨日」を重ねるようになりました。

もっと過去の話になると「あいちゃんが赤ちゃんのとき」とか「昔」とか、だんだんと表現が具体的になってきて、日々、三女のなかで時の感覚と言葉が結びついていくさまが興味深いです。

最近は時計を見ながら行動を促すことを少しずつ増やしているのもあって、「30分くらい」がお気に入りの様子です。