おじいちゃん&おばあちゃんと一緒に読みたい! “孫と祖父母の絆”が深まる絵本3選[絵本専門店の書店員が選出]

子どもの本のプロが選ぶギフト絵本 #25~おじいちゃん・おばあちゃんの絵本~ (2/4) 1ページ目に戻る

ブックハウスカフェ店長:茅野 由紀

“大人気おばあちゃん”の知られざるルーツ

親とはまた違った立ち位置から、子どもに惜しみない愛情を注いでくれるおじいちゃん・おばあちゃん。子どもにとっては甘えさせてくれる存在であり、「おじいちゃん・おばあちゃんが大好き!」というお子さんも多いですよね。

今年(2026年)の敬老の日は、9月21日。敬老の日に向けて、おじいちゃん・おばあちゃんとの絆や深い愛情を描いた3冊を選びました。

最初にご紹介するのは、大人気『もったいないばあさん』シリーズからの一冊、『もったいないばあさんの おばあちゃん』(講談社)。2024年、『もったいないばあさん』誕生20周年を記念する年に発売されました。

『もったいないばあさんの おばあちゃん』(作・絵:真珠まりこ/講談社)
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本作に登場するのは、子どものころのもったいないばあさんと、もったいないばあさんのおばあちゃんです。

これまでのシリーズを読んで「もったいないばあさんのおばあちゃんって、どんな人だったんだろう?」と気になっていたので、初めて手にしたとき、とても嬉しかったことを覚えています。

田んぼでお米づくりをしていたおばあちゃんは、幼き日のもったいないばあさんにたくさんのことをやさしく教えてくれました。日々感謝すること、自然とともに生きていること、ものを大切にする気持ち──。

そんなおばあちゃんの口ぐせは「ありがたや ありがたや」「もったいない もったいない」。もったいないばあさんが、なぜもったいないばあさんになったのか、そのルーツがていねいに描かれています。

お父さん・お母さんに言われると、距離が近すぎて思わず反発してしまうことも、おじいちゃん・おばあちゃんなら、なぜか素直に受け入れられる……みなさんにも経験があるのではないでしょうか。

もったいないばあさんに、いろいろなことを教えてくれたのは、おばあちゃん。そのおばあちゃんに教えてくれたのは、おばあちゃんのおばあちゃん。命のつながりとともに、知恵や意識のつながりの尊さも感じさせます。

もったいないばあさんから次の世代にも、きっとつながれていくのだろうと予感させるラストもお気に入りです。

お米づくりのようすも詳細に描かれていて、新米の季節のギフトとしてもぴったり。作者・真珠まりこさんが、和紙を染め、貼り絵で原画を作ったというあたたかな絵も、じっくりと味わっていただきたいです。

*読み聞かせ 3さいくらいから
*ひとり読み 5さいくらいから

次は“おじいちゃんと孫”の関係が心打つ絵本!

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