あれから数日が経ちました。ヒナタは今、自分のペースで教室に通い続けています。
話し合いの場で、荒木先生は最後まで自分のやり方を信じていました。それでも「申し訳ないことをした」と絞り出すように話す姿を見て、先生もまた、自分の信じてきたことと向き合っていたのだと感じました。悪気がないからこそ、人を傷つけたことに気づけないこともある。それも、この出来事から学んだことのひとつです。
私自身も、「学校へ戻ることが一番」と信じ、世間体ばかり気にしていました。目の前で苦しんでいるヒナタの気持ちに、寄りそっていなかったのです。
それでも村田さんや桑原先生、教育支援センターとの出会いが、私たち親子を少しずつ変えてくれました。
子どもは、大人との出会いで変わる。そして親もまた、支えてくれる人との出会いで前を向くことができます。
子どもが苦しんでいるとき、親もまた苦しんでいます。もし今、同じように悩んでいる人がいるなら、どうかひとりで抱え込まないでください。あなたやお子さんを支えてくれる人は、きっといます。
END
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