
中学受験で「模試D判定」 過去問は1月スタート…でも「合格を摑んだ親子」の全記録
完走済み保護者に聞く 今だから語れる中受親のホントの本音 『中学受験伴走力』#5 (4/5) 1ページ目に戻る
2026.10.10
教育ジャーナリスト:佐野 倫子
「この問題文、面白いからママも読んで!」
──過去問を始めてから、印象的な出来事があったそうですね。
藤井さん:ある日、仕事中に娘から電話がかかってきたんです。とても珍しいので、どうしたのかと思ったら、「第一志望校の国語の問題文がすごく面白かったから、ママも読んでほしい!」って。
帰って読んでみると、確かに面白いんです。私もそれまではコピーして渡すだけで、出題された文章をちゃんと読んでいませんでした。
──問題文が面白くて電話してくるなんて、娘さんの本好きという気持ちが伝わってきますね!
藤井さん:そうなんです! そして、この文章を出す学校を面白いと感じるなら、きっと娘に向いているんじゃないか、と直感的に思いました。それで、「あなたは、この学校に合っていると思うよ」と、学校のパンフレットもよく読むように勧めましたね。
記述が多い印象もあったので「パンフレットから学校の理念を理解して、学校の先生に自分がどういうことを考えている子なのかを伝えるつもりで記述を答えよう」と話したんです。そこから本当に本人のスイッチが入りましたね。
──模試の判定だけでは見えていなかった相性が、問題を通じてわかったのですね。英語を続けていたとのことですが、英語入試は考えなかったのでしょうか?
藤井さん:いえ、英検は準2級を持っていましたが、英語で勝負するほどではないかなと思い、そこは冷静に見極めて4科受験を選択しました。
【より良い中受伴走のためのメモ】
「この問題文、面白い!」という反応は、学校との相性を考えるうえで大切にしたい手がかりです。塾に相談するときも、「この判定で受かりますか?」に加えて、「この学校の問題で、うちの子が点数を伸ばすには、何から取り組めばいいですか?」と聞くといいですね。模試の判定では見えなかった、具体的な課題が見つかるかもしれません。






























