
中学受験で「模試D判定」 過去問は1月スタート…でも「合格を摑んだ親子」の全記録
完走済み保護者に聞く 今だから語れる中受親のホントの本音 『中学受験伴走力』#5 (3/5) 1ページ目に戻る
2026.10.10
教育ジャーナリスト:佐野 倫子
「娘に嫌われたくない」言いたい気持ちをこらえた理由
──とはいえ、家で勉強をしない姿を見ていると、親も落ち着かないですよね。「もっとやりなさい」と言いたくなることはありませんでしたか?
藤井さん:もちろんありました。でも言うと、喧嘩になるのが目に見えているし、言ったところで、この子はやらないんだなとわかっていたので。
結局は本人のやる気次第だと思っていたので、「やりなさい」と言わずに、ぐっとこらえていました。
──こらえることはしんどかったと思いますが、何が支えになっていたのでしょう?
藤井さん:娘に嫌われたくない、という気持ちですかね。あと、自分が中学生、高校生だったころを思い出しても、親にあれこれ言われるのは嫌だったな、と。ちなみに夫は、私よりもっと言わない人です(笑)。
最後の模試もD判定 母が焦り始めたのは12月だった
──学校選びでは、どんなところを大切にしていましたか?
藤井さん:のびのびしていて、子どもが自分で考えたり、探究したりできる学校がいいなと思っていました。娘は1年生から英語塾にも通っていて、6年生の秋まで週1回、ずっと続けていたんです。それもあって、英語に力を入れている学校を探していました。
その英語塾の進学セミナーで知った共学校に惹かれて、第一志望になりました。でも、模試では12月の最後までD判定。併願先には、第一志望校と似たような教育方針が気に入っていた別の共学校を考えていました。
──12月までその判定だと、そこから何か変えたことはありますか?
藤井さん:私もさすがに「このままでは、まずい……」と思い、遅いとは思いますが冬休みにそれまでの模試を整理して、間違えた問題の解き直しを始めさせました。
過去問は私の準備が遅れに遅れていて、準備をし出したのが冬休み。本格的に解き始めたのは1月です……。
──なんと1月から! それは相当型破りですね(笑)
【より良い中受伴走のためのメモ】
1月まで過去問が手つかずだったというのはなかなか驚きですが、保護者が仕事をしながら塾の課題や過去問の進み具合まで把握するのは本来、非常に大変なサポートです。
「塾でやっているだろう」「本人はわかっているだろう」と思っていたら、実は手つかずだった、というパターンはよくあること。できれば過去問のスケジュールは何が進んでいて、どこで止まっているのかは、親子や塾で確認しておきたいですね。






























