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【保育園に独自取材!】音楽あそびは全然難しくないって知ってた? だれでも家庭で今すぐできる簡単な方法&具体的な言葉かけを保育士が紹介
「ピアノなんて弾けない」「歌はオンチだから」……音楽が苦手なママやパパにこそ知ってほしい、子どもと楽しむ音楽の「あそび方」
2025.02.14
音楽あそびで心がけたいこととは? 年齢別のポイントも
保育園の音楽あそびでは、どんなことを意識されているのでしょうか。
「5歳クラスでは、鍵盤ハーモニカに取り組んでいます。はじめからいきなり弾き方を教えるのではなく、まずは音を鳴らす面白さを感じられるようにしました。音を楽しめる経験がないと、その先に進めなくなりますからね。いろんな音が鳴ることを、みんなで大いに楽しみました」
音楽あそびの基本は、まず子ども自身が楽しいと思えること。楽しいと感じる経験があることで、つぎにつながるといいます。
「わかりやすいように鍵盤に色のマークをつけ、弾きやすい指づかいも示しますが、最初はどんな指づかいになっても構いません。はじめに鳴らす楽しさがあって、つぎに“みんなで音をそろえるともっと楽しい”という発見がある。そしてようやく、曲を弾くことにつながります」
もちろん、鍵盤ハーモニカの活動だけが音楽あそびではありません。0歳から始められることもたくさんあります。それぞれの年齢における音楽あそびで、心がけたいポイントをお話しいただきました。
0歳~2歳ごろ
「なにより、音楽に触れる機会をたくさん持てるようにしたいですね。普段から〈言葉のシャワー〉ならぬ〈音楽のシャワー〉のように、音楽が身近な刺激としてそばにあることが大切です」
保育士として歌う際には、子どもが吸収するものなので音程にも気をつけるのだそう。しかし、子どもが音を間違えても指摘することはありません。まずは歌って楽しむ経験を積み重ねることがねらいです。
3歳~5歳ごろ
「歌でも楽器でも、みんなであわせたら楽しいと感じられるようにしています。なかにはテンポが速くなる子どももいますが、注意ばかりではいやになってしまいますよね。保育士が近くで歌ったり、リズムにあわせて背中をやさしく触ったりして、テンポを知らせています。はじめから完璧な形は求めていません。その子が楽しんで参加できることが重要です」
いちばん伝えたいのは、弾き方でも歌い方でもなく、「楽しい」という経験。みんなで演奏することを楽しめたら、もっと音楽が好きになるでしょう。
また、楽器あそびでは楽器の種類にも配慮されています。たとえば鈴は少し動いただけでも音が鳴りますが、カスタネットなら打たない限り音は出ません。楽器の特徴を話しながら、どれにするか子どもたちと考えるそうです。
「違うタイミングで鳴ることをストレスに感じやすい子どもには、カスタネットもあると提案します。子どもの希望を聞きつつ、“鈴は音が鳴りやすいけど、おやすみのところでは静かにするのを頑張れるかな”と本人と相談することも大切です。そしていっしょにやってみて、うまくできたら全力でいっしょに喜ぶ。この経験で子どもの意識も変わり始めるので、やはり〈できた〉経験はとても大きなものだと感じます」
成功体験が生まれるように、さりげなく子どもを援助するのが大人の役割。「やってごらん」だけではなかなかできないことでも、大人が適切にサポートすれば達成感を得られるチャンスに変えられます。音楽あそびは、心の育ちにも大きくかかわることがよくわかりますね。
楽譜が読めなくてもリズムが苦手でも大丈夫! 家庭でできる音楽あそびとは
ここまでお話しいただいたように、音楽あそびのポイントは本人が楽しいと感じること。ママやパパが楽譜を読めなくても歌が苦手でも、気軽に行える方法を教えていただきました。
「身近な大人とふれあいながら、音楽にあわせて手拍子や手あそびができれば理想的ですね。とはいえ、今の保護者のみなさんは本当に忙しい。スマホや音の鳴るおもちゃなど、道具に頼ることもあるでしょう。与えて終わりではなく、少し離れていても親子で口ずさむなど、楽しい時間を共有していると子どもに伝わることが重要です」
「私の息子は家のキーボードに興味を示し、1つの鍵盤をくりかえし確かめるように鳴らしていました。何をしているんだろうと見守っていたら息子なりの発見がたくさんあったようで、尋ねると夢中になって話してくれましたね」
本来の使い方とは異なるあそび方を、「そうじゃないでしょ」と否定することは簡単。「面白いあそび方を見つけたね」と見守ったことで、このお子さんの場合は音感が育ったのだそう。
「今はもう大きくなりましたが、会話や日常生活の音に対して“今のはシとソだったね”などと話すようになりました。間違ったあそび方だと突き放すのではなく、子どもの興味に寄り添いながらかかわったことで、親が気づかない才能を伸ばせたのかもしれません」
家にキーボードがなくても、ピアノえほんや音の鳴るおもちゃがあれば、身近に音楽のある環境がつくれます。音楽に触れるツールを使った、さまざまなあそび方の可能性を教えていただきました。
〈ピアノえほんや音の鳴るおもちゃであそぶなら……〉
「音を流して、メロディにあわせて歌うのもいいですね。手が離せなくても、曲が終わったら“つぎはどの曲にする?”と声をかければまた子どもが新しい曲を流し始めてくれるでしょう。こうしたやり取りが、いっしょに音楽に触れる経験となります」
「鍵盤がついているものなら、はじめはあそび方なんてわからないから全部押さえてジャーン! と鳴らすかもしれませんね。でもそれはそれでOK。音が鳴ったね、いろんな音がいっぱい聞こえたね、と話してみてください。音色やモードを変えられるなら、音の違いに気づくきっかけにもなります」
「もう少し大きくなったら、音の高さにも着目できます。鍵盤の色マークに注目して“緑の〈ファ〉の鍵盤は3つあるけど、3つとも同じ色なのに音はちょっと違うね”と話せば、高い音と低い音があることへの気づきにもつながるでしょう」
「鍵盤が光るタイプのおもちゃもありますよね。光っている場所を押してみようと誘えば、本来のあそび方にもつながります。ピアノなんてまったくわからないというママやパパなら、ゲーム感覚で楽しむのもひとつの手。光っている鍵盤を先に見つけられるのはどっちだ! と競争すれば、音に親しみながらコミュニケーションあそびにも使えます」
音楽あそびは身近なところから始められる!
「音楽あそびは、身構えてするものではないと思います。たとえば歌を歌いながら着替えることも、立派な音楽あそび。工夫次第で、気軽に取り組める方法はたくさんあります」
たとえママやパパが苦手でも、「音楽や楽器のことはわからない」と消極的になる必要はないといいます。わからないのは子どもも同じ。「いっしょにやってみようよ」のスタンスでなにも問題ないとお話しされました。
歌ったり音の鳴るおもちゃを使ったりして、大人も楽しむつもりで生活のなかに音楽を取り入れてみてはいかがでしょうか。それこそが音楽あそびになり、その先の子どもの育ちにつながるはずです。
ディズニーソングで音楽に親しめるピアノえほんもおすすめ♪
耳なじみのあるディズニーソングが多数収録されたピアノえほんは、お子さんと自然な流れで音楽あそびを行うのにぴったり。はじめて鍵盤に触れる方でも弾きやすいよう工夫されていて、あこがれの曲を自分自身の指で弾けるようになる喜びが味わえます。
『ディズニープリンセス ピアノ けんばんが 光って おしえて くれる! 監修/浅倉大介』の楽譜には、指づかいを示す「運指番号」が書かれていません。ディズニー音楽の世界を自由に楽しんでほしいという思いで、あえて省かれています。
ママやパパも、「自分が弾き方をわかっていないと教えられない」と思う必要はまったくありません。ディズニープリンセスたちの優雅なメロディや、本製品のために開発された音色「ファンタジーベル」のキラキラとした音を、ぜひお子さまとともに楽しんでみてください。
【浅倉大介全面監修】ディズニープリンセスのかわいすぎるピアノ絵本の遊び方を『きらきらぼし』に乗せて紹介! 浅倉大介さんがこの本のために製作したオリジナル音色も聴ける!
『ディズニープリンセス ピアノ けんばんが 光って おしえて くれる! 監修/浅倉大介』
対象:3歳以上
価格:3960円(税込)
絵本サイズ:タテ170mm×横250mm
ピアノモジュールサイズ:タテ180mm×横260mm×厚さ25mm
ページ数:35ページ
ピアノモジュール付き(単4電池2本使用 *電池は別売り)
講談社刊
海外キャラクター編集チーム
「うみキャラ」ではなく「かいキャラ」です。講談社 海外キャラクター編集チーム。 ディズニーのゴールド絵本や書籍、東京ディズニーリゾートガイドブックを中心にジブリなど「おもしろくてタメになる」書籍を刊行中! Twitter : @KODANSHA_dish Instagram : @kaigai.character_kodansha
「うみキャラ」ではなく「かいキャラ」です。講談社 海外キャラクター編集チーム。 ディズニーのゴールド絵本や書籍、東京ディズニーリゾートガイドブックを中心にジブリなど「おもしろくてタメになる」書籍を刊行中! Twitter : @KODANSHA_dish Instagram : @kaigai.character_kodansha