ガチャガチャで「お小遣い」がパァ! 「こどもNISA」開始前に子どもに授けたい「本当の金銭感覚」 〔ママ金融教育家〕が伝授

【お小遣い】2027年「こどもNISA」始動! 一生困らない金銭感覚を養うために親子で学ぶ「新」金融教育術 #1 (2/4) 1ページ目に戻る

お小遣いを始める前に考える「自分にとっての本当の幸せ」

2027年1月に創設予定の「こどもNISA」を前に、投資への関心がさらに高まっています。そこで力を入れたいのが、家庭でのお金の教育です。

また、近年では、身体的・精神的・社会的に満たされた状態を持続する「ウェルビーイング」という考え方にも注目が集まっており、櫻井先生はこのウェルビーイング向上のための金融教育を提唱しています。

先生は、わが子のお小遣いを検討する際、開始時期や金額よりも先に、「幸せな人生を送るためにお金とどう関わるか」という視点を持つことが大切だと語ります。

「実際にお子さんが自分でお金を出してものを買うのは、算数の計算ができるようになる小学生からが多数派です。

でもそこから初めてお金を使わせるのは、ボートを買い与えただけで、いきなり大海原へ放り出すようなもの。

海に出る前には、その大きさのボートでどんなところへ行けるか、どこへ行けばいいかを考え、目的地を決めることが必要です。

ですからお子さんへのお金の教育は、まずは親がどうやって買い物をしているのか、『現場』を見せることが出発点です。

『どうやらお金と引き換えに、ものを手に入れているらしい。それによって自分たちがどんな恵みを受けているか、どんな希望が叶うのか』を、お子さんに知ってもらうことから始めましょう」(櫻井先生)

値段が高くて近い店と安いけれど遠い店 どっちの店で買う?

家庭でお金のことを日常的に話すのも大切です。

「たとえば、同じ商品がA商店では100円で売っていたのに、B商店では150円で売っていたとします。そこで、『値段が違うのはどうしてなのか』ということを一緒に考えてみるのです。

原価は同じでも問屋さん(卸売業者)を仲介しているのか、直接メーカーから仕入れているのかなどの話を通して、売値が変わることに触れられます。

ほかに、運送費や人件費、お店の家賃なども入って価格が変わるんだね、という話ができたら、経済の仕組みにもっと興味を持ってくれるかもしれません。

また、買うものの値段が高くて、お小遣いが減っていけば、お子さんは払うお金を少しでも安く抑えようと工夫を始めるでしょう。

さらにたとえば、支払う額の損得だけでなく、安さを求めて遠くまで買いに行ったときの交通費と、それにかかる時間や手間をどう捉えるかも考えることができます。

メリットとデメリットを照らし合わせれば、どの店でいくらで買うのが最適かを自分で判断していく力が備わるのです」(櫻井先生)

実際の暮らしの中で親がどんなふうにお金を使っているかを体験することが、子どもにとって最高の教材になります。

お金の教育は家庭にかかっている!

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