子どもが一生困らない「金銭感覚」を授ける! 「キャッシュレス教育」の鉄則を〔ママ金融教育家〕が伝授

【お小遣い】2027年「こどもNISA」始動! 一生困らない金銭感覚を養うために親子で学ぶ「新」金融教育術 #2 (3/4) 1ページ目に戻る

小学生にちょうどいい「カード式交通系ICカード」

子どもがキャッシュレスを使うことに対して「まだ早いのでは」「トラブルが怖い」と不安を感じる親御さんがいるのも不思議ではありません。

「お子さんにキャッシュレスを使わせる不安は、見えないところでお金が動いていて、コントロールができないように感じるところではないでしょうか。

キャッシュレス決済をお子さんに使わせるかどうかの判断材料は、

(1)上限がある
(2)残高が見える
(3)使うたびに減ることが実感できる

という3つの条件です。

そして、その3点をクリアしているのが、カード式の交通系ICカードです」(櫻井先生)

カード式の交通系ICカードは、

(1)券売機またはみどりの窓口で発行手続きをする

(2)自動券売機や多機能券売機などでチャージする

(3)改札機に触れる、または提携店の専用端末に触れて支払う

というシステムで、チャージした金額が自分が使えるお金の上限になります。

使えば残高が表示され、減るのが目に見えてわかり、お財布に入っている現金に近い感覚で使うことができます。

「カード式の交通系ICカードは駅の券売機で履歴の印字ができ、視覚化がしやすく、電車やバスに限らず、スーパー、コンビニ、自販機など、暮らしの中で自然に使える場面があるのも大きなポイントです。

さらに、子ども専用のICカードとして鉄道会社から発行されているものは、改札を出るときに自動で小人料金になるのも便利です。

『今日は○回使ったね』『あといくら残っているね』などの何気ない会話も、お金を使う感覚が育ちます。使いすぎて『もう残っていない』と気づく経験も、立派な学びです」(櫻井先生)

子ども専用ICカードを子どもに与える場合も、手続きをする段階から同伴させるとよい経験になります。

使えるようになるまでにはどんな手続きがあり、預かり金もかかるというステップを見せることで、カードをお金と同じように大切に扱おうという気持ちが芽生えます。

また、子ども自身がチャージした分しか使うことができないので、いくら使えるかを把握でき、使いすぎを防ぐことができるのもメリットです。

お金を使ったら振り返る習慣を

キャッシュレスは、見えないお金だからこそ振り返りが重要です。

第1回で紹介した、満足度を記入する「おこづかいちょう」は、キャッシュレスを使ったときにも力を発揮します。

振り返りを続けることで見えないお金での買い物が可視化され、「どんなお金の使い方をしたかを自分で選択したこと」として実感できます。

親は、キャッシュレスの利用が現金と同じ価値があることを、日ごろから子どもに伝えていきましょう。

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