(PR)スカウト活動で育む子どもの環境意識 「プラごみバスターズ大作戦」に大注目!

「年齢別”指令書”」「アプリで見える化」…進化版ごみ拾いプロジェクトの全貌

提供:公益財団法人ボーイスカウト日本連盟

2022年10月16日、周防大島で行われた一斉清掃の集合写真。スカウトの隊員のほか、地域住民の方など多くの参加がありました。  写真:公益財団法人ボーイスカウト日本連盟

“ボーイスカウト”ってよく耳にするけど、一体どんなことをしている人たちなの?

キャンプなどのアウトドア活動や街頭募金をイメージする人もいるでしょう。

じつはボーイスカウトとは、イギリス発祥の健やかな子ども育成するための運動のこと。100年以上の歴史がある、世界的な運動です。ちなみにボーイスカウトはスカウトの一部の年齢を指します。

昨年、そのスカウトによる「プラごみバスターズ大作戦」というプロジェクトが話題になりました。

街なかや水辺に廃棄されたプラスチックごみの清掃を、子どもたちが楽しいゲーム感覚で取り組めるように工夫されたプロジェクトです。そのユニークな活動に注目してみました。

子どもの冒険心を発揮させる創意工夫

「プラごみバスターズ大作戦」は、毎年9月の敬老の日に長年実施されてきた「スカウトの日」の進化版として、2022年に実施した清掃プロジェクトです。

公益財団法人ボーイスカウト日本連盟が主催し、“環境”をテーマに社会貢献活動を行う一般財団法人セブン-イレブン記念財団の協賛によって展開されました。

「プラごみバスターズ大作戦」のプロジェクトロゴ。プロジェクトには子どもたちが楽しんで取り組める工夫が随所にちりばめられています。  画像:公益財団法人ボーイスカウト日本連盟

プロジェクトのことを説明する前に、まず「スカウト」について説明しましょう。

ボーイスカウトとは、子どもたちの肉体的・精神的スキル向上を目的とする教育運動のことで、キャンプやハイキング、サバイバル技術などのアウトドア活動に重きを置くという特徴があります。

スカウトと言えば、アウトドア活動のイメージをお持ちの方も多いのでは? でも、それだけではありません。  写真:公益財団法人ボーイスカウト日本連盟

「ボーイスカウト」とは?

1907年にイギリスのブラウンシー島で行われたキャンプからスタートした青少年育成運動。子どもたちの冒険心や探究心を、グループでのゲームなど野外での遊びの中で発揮させ、自主性や協調性、社会性、たくましさ、リーダーシップなどを育んでいきます。

現在、スカウトのメンバーは世界172の国と地域に約5700万人以上。日本では約1800の団、約9万人が活動しています。

年代で5つの部門に分かれています。

ビーバースカウト=小学1年生から2年生
カブスカウト=小学3年生から5年生
ボーイスカウト=小学6年生から中学3年生
ベンチャースカウト=中学3年生9月から18歳の主に高校生の年代
ローバースカウト=18歳以上25歳以下の青年

「プラごみバスターズ大作戦」は、「ごみの回収の循環から外れてしまったプラごみの調査・撲滅活動をして、地球を美しく!」をミッションとした活動です。

街の中や海辺・川辺に落ちているごみを「はぐれごみ」、中でもとくにプラスチックのごみを「はぐれプラごみ」と名付け、地域に落ちているごみを“捕獲”します。

子どもたち一人ひとりが「はぐれプラごみの問題」に興味を持ち、自分ごとにして、何らかの行動へとつなげていくことができるように、各年代向けに「指令書」と呼ばれる教材が用意されています。(指令書の詳細はこちら

そこには、ごみ問題への理解を深めるちょっとした遊びや、ごみを減らすための気づきにつながるワークが盛り込まれています。

ごみを拾うという行為を単なる奉仕活動にとどめることなく、ゲーム感覚の楽しい遊びをとおして、問題の本質的な部分まで自然と理解を深めていくことができるようになっています。

ごみ拾いの成果をアプリで見える化

「プラごみバスターズ大作戦」が画期的なのは、アプリで活動を発信できるところです。

使うのは「ピリカ」という無料アプリです。これは、ごみを拾って投稿することで世界各地にいる他のユーザーとつながることができる新感覚のソーシャルアプリで、すでに世界100ヵ国以上で2億個以上のごみ拾いが発信されています。

ピリカは拾ったごみの量を簡単に記録・集計・発信ができ、ユーザー間で「ありがとう」やコメントを送りあえる、ごみ拾いに特化したSNSアプリです。

「プラごみバスターズ大作戦」では、ミッションに取り組む団ごとに、このピリカではぐれプラごみの回収状況を発信し、見える化しました。

みんなの成果が分かりやすく示されることで達成感が得られるのはもちろん、ほかの地域にも同じ思いを持って活動するスカウトがいることを認識し、一人ひとりの行動が大きな力になっていることを実感できます。

ピリカの、「プラごみバスターズ大作戦」のイベント画面。ごみ拾いをした場所に印が付き、拾ったごみの量や写真、コメントが共有できます。自分たちの活動が見える化されることで、やる気・達成感が変わってきます。  画像:公益財団法人ボーイスカウト日本連盟
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