
おじいちゃん&おばあちゃんと一緒に読みたい! “孫と祖父母の絆”が深まる絵本3選[絵本専門店の書店員が選出]
子どもの本のプロが選ぶギフト絵本 #25~おじいちゃん・おばあちゃんの絵本~ (4/4) 1ページ目に戻る
2026.09.17
ブックハウスカフェ店長:茅野 由紀
会いたい気持ちが止まらない!
最後にご紹介するのは、1979年に刊行された絵本作家・五味太郎さんのロングセラー絵本『はやくあいたいな』(絵本館)。英語版や中国語版、フランス語版など、翻訳版も出版されていて、世界各国で数々の賞を受賞している名作です。
おばあちゃんが大好きな、よおちゃんと、よおちゃんが大好きなおばあちゃんの物語です。
ある日、よおちゃんは、急におばあちゃんに会いたいと思い立ち、おばあちゃんの家へ向かいます。ところが、そのとき、おばあちゃんも急によおちゃんに会いたくなって、よおちゃんの家へ向かいます。
会いたくて居ても立ってもいられなくなり、家を飛び出す行動力にまず感動してしまうのですが、同時にお互いの家を出発したふたりは、何度もすれ違ってしまいます。けれど、すれ違うほどに会いたい気持ちはどんどん強くなっていくのです。
「はやく、おばあちゃんにあいたいよ!」
「はやく、よおちゃんにあいたいね!」
“待ってられないぞ!”とばかりに、バイクを走らせるおばあちゃんのカッコイイこと! お互いを想うパワフルさが伝わってきて、大笑いしながら読み、ラストはあたたかな感動が広がります。
究極にシンプルな物語ながら、長く余韻を楽しめるのは、五味さんだからこそ成せる技ではないでしょうか。
子どもたちへの読み聞かせでも大人気で、「ちがうちがう!」「行っちゃダメー」「そこで待ってて!」などと、子どもたちの反応を見るのも楽しいものです。お父さん・お母さんはもちろん、おじいちゃん・おばあちゃんとも一緒に読んでみてくださいね。
*読み聞かせ 2さいくらいから
*ひとり読み 4・5さいくらいから
取材・文/星野早百合
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星野 早百合
編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターとして活動。雑誌やWEBメディア、オウンドメディアなどで、ライフスタイル取材や著名人のインタビュー原稿を中心に執筆。 保育園児の娘、夫、シニアの黒パグと暮らす。
編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターとして活動。雑誌やWEBメディア、オウンドメディアなどで、ライフスタイル取材や著名人のインタビュー原稿を中心に執筆。 保育園児の娘、夫、シニアの黒パグと暮らす。
































茅野 由紀
1万冊を超える絵本を取り揃えた、子どもの本専門店「ブックハウスカフェ」(東京・神保町)店長。2005年から絵本の世界に携わり、20年。新聞などのメディアで書評やコラムを連載するほか、教育機関で講師も務める。2児の母。 ●ブックハウスカフェ
1万冊を超える絵本を取り揃えた、子どもの本専門店「ブックハウスカフェ」(東京・神保町)店長。2005年から絵本の世界に携わり、20年。新聞などのメディアで書評やコラムを連載するほか、教育機関で講師も務める。2児の母。 ●ブックハウスカフェ