「先生が言ったんだ。みんなの前で──」ヒナタのその一言で、私はようやく学校で何が起きていたのかを知りました。
まさか荒木先生が、生徒のデリケートなことをクラス全員の前で口にするなんて、思ってもみませんでした。私はすぐにスマホを手に取り、学校へ電話をかけようとしました。
でも、「親が口を出したことで、ヒナタがもっとつらい思いをしたらどうしよう」「クレームを入れる親だと思われたら」そんな不安が頭をよぎり、指は動かず……。
守りたいのに、守れない。
スマホの画面を見つめたまま、私は電話をかけることができなかったのです。
【第4話】はこちら(近日公開)
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