2人で仲良く遊んでいたなと思ったら突然、次女が「価値観を押し付けないで!」と叫んだことがありました。
どうやら、三女が次女のセリフを決めるので、コントロールされるのが嫌いな次女はその設定に嫌気がさしたようです。
いつもは優しく遊んでくれる次女が怒り出したことと、「価値観」という言葉を知らない三女はビックリした様子。
実際は「価値観を押し付ける」というほどのおおごとではなく、三女の「ごっこ遊びの台本」を次女に演じてほしかっただけだと思いますが、三女が幼いこともあって説明もなく、次女の意思を無視した進行だったので、こんな結末になってしまいました。
三女には、事前に台本の説明をして了承を得るか、了承を得られなかったら相手の意見を聞き、そのうえでお互いに楽しい遊び方を模索するといいのでは……というような提案を嚙み砕いてしました。
が、私が保育園で三女の様子を見る限りでは、おそらく同年代、もしくは年齢が自分より下の相手の場合にはすでにそうしていたようです。
加えて次女に対しては、「お姉ちゃん」ということで、多少の理不尽は許される気でいたようにも思います。
三女のことを見ていると、子どもはいろいろ理解できるようになって、細かなコミュニケーションがとれるようになってきたがために、もう赤ちゃん扱いはしてもらえないという洗礼を受けていくのだな……と思ったりしました。
ところで、「子どもが自分の中の台本を人にやらせたがる」は、じつをいうと私の中ではあるあるで、三女と同じようなことを次女がかつてやっていたことを思い出しました。なんなら、長女もかつてやっていました。
子どもをきょうだいで育てていると、性格はそれぞれ全然違うのに、似通ったシーンに度々出くわすことがあって面白いものです。
ナコ
宮城県仙台市在住。イラストレーター。アパレル・キャラクターのデザイン会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍後に、フリーに転身。現在は、書籍や雑誌、広告のイラストから企業キャラクターデザイン、エッセイ漫画執筆、雑貨やテキスタイルデザインも手がけている。ブログ、SNSでもエッセイ漫画を公開中。 【著書】「ナコさんちの頑張らない家事」(KADOKAWA) ▼webサイト▼ https://nfsn66.net/ ▼ブログ▼ https://ameblo.jp/nacomusud/ ▼instagram▼ naco.nfsn66 ▼Twitter▼ @nfsn66
宮城県仙台市在住。イラストレーター。アパレル・キャラクターのデザイン会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍後に、フリーに転身。現在は、書籍や雑誌、広告のイラストから企業キャラクターデザイン、エッセイ漫画執筆、雑貨やテキスタイルデザインも手がけている。ブログ、SNSでもエッセイ漫画を公開中。 【著書】「ナコさんちの頑張らない家事」(KADOKAWA) ▼webサイト▼ https://nfsn66.net/ ▼ブログ▼ https://ameblo.jp/nacomusud/ ▼instagram▼ naco.nfsn66 ▼Twitter▼ @nfsn66