「キリスト教」と聞くと、何を思い浮かべますか? 実はクリスマスやカレンダーなど、私たちの日常はキリスト教由来の文化であふれています。そんな教えが記された世界最大のベストセラー『聖書』は、「いつ、どこから読んでもいい」多彩なジャンルを網羅した本。
関西学院中学部で聖書科を担当する「ポン先生」こと福島旭先生によれば、キリスト教を知ると、見慣れた世界がガラリと変わって見えると言います。この記事では、福島先生の著書『Wonder! 目からウロコのキリスト教』の一部を抜粋し、日常や文化を形づくったキリスト教の驚きのエピソードや歴史を紐解いていきます。
今回は、「〈日曜日〉誕生の秘密」についてお伝えします。
『Wonder! 目からウロコのキリスト教』
Amazonで見る
1週間は「復活」からはじまる
日曜日はもともとお休みではなかった?!
かつて、日本の休日は日曜日ではありませんでした。休日は1日・6日・11日・16日・21日・26日と5日おきで、「曜日」という考え方もありませんでした。
明治時代になって外国の文化や知識が入ってくると、1872年(明治5年)にそれまでの太陰太陽暦から太陽暦に変わり、「1週間」や「曜日」の考え方が浸透していきます。
皆さんは、なぜ1週間は7日間なのか、考えたことはありますか? これは聖書の『創世記』の記述によるものだとされています。『創世記』によると、神は天地の創造を6日間で終え、7日目に休みました。
休んだ日は土曜日で、「安息日」と呼ばれています。このことから、ユダヤ教の人々の中では「日曜日から金曜日まで働いて土曜日に休む」という習慣が定着しました。
世界中のほとんどの国でカレンダーは日曜日から始まっています。その理由は「イエス・キリストが復活した日が日曜日だから」です。
キリスト教では、十字架に磔(はりつけ)にされて亡くなったイエスが安息日の翌日(日曜日)の朝に復活したと信じられています。イエスの復活を記念し、想起するために毎週日曜日の朝に教会で礼拝が行われるようになりました。人々は礼拝で神に心を向け、自分の「いのち」の意味を思い起こします。
キリスト教徒が「主の日*」と呼ぶ日曜日は、仕事や勉強で疲れた心身を休める日ではなく、「週の初めだから、仕事や勉強に備えて心と体に力を満たそう!」と神の前で気持ちを新たにする大切な日なのです。
*「主」はイエス・キリストのこと
\ほかにも〈目からウロコな知識〉公開中!/
Wonder! 目からウロコのキリスト教 関西学院中学部のポン先生によるワンダフルな授業
「キリスト教のなりたち」から「生活とキリスト教の関係」や「文化芸術の中のキリスト教」など……思わず人に話したくなる知識が満載の『Wonder! 目からウロコのキリスト教 関西学院中学部のポン先生によるワンダフルな授業』は、好評発売中です。
本記事でご紹介した内容のほかにも、明日話したくなるキリスト教のアレコレが盛りだくさん。この一冊でキリスト教に詳しくなれる、世界観が変わる、キリスト教入門にぴったりの一冊になっています。ぜひ、お手に取ってご覧ください!


谷口 雅美
兵庫県尼崎市出身、神戸女学院大学卒業。第44 回創作ラジオドラマ大賞と第58 回講談社児童文学新人賞でそれぞれ佳作に入選。著書は『大坂オナラ草紙』『私立五芒高校 恋する幽霊部員たち』『わたしのカレーな夏休み』『殿、恐れながらブラックでござる』(全て講談社)など。戯曲やラジオドラマの脚本も執筆。
兵庫県尼崎市出身、神戸女学院大学卒業。第44 回創作ラジオドラマ大賞と第58 回講談社児童文学新人賞でそれぞれ佳作に入選。著書は『大坂オナラ草紙』『私立五芒高校 恋する幽霊部員たち』『わたしのカレーな夏休み』『殿、恐れながらブラックでござる』(全て講談社)など。戯曲やラジオドラマの脚本も執筆。







































福島 旭
京都市出身。関西学院大学大学院修了後、島根、広島で牧師および幼稚園園長を務め、現在は関西学院中学部宗教主事・人権教育主任・教諭、関西学院会館宗教主事、関西学院大学講師。冠句作家。保護司。琉球音楽ユニット“Sari Sari Moon” のギター& ボーカル担当。著書『GOODNEWS ~新約聖書』、『EXODUS ~旧約聖書』( 共に新教出版社) 他。
京都市出身。関西学院大学大学院修了後、島根、広島で牧師および幼稚園園長を務め、現在は関西学院中学部宗教主事・人権教育主任・教諭、関西学院会館宗教主事、関西学院大学講師。冠句作家。保護司。琉球音楽ユニット“Sari Sari Moon” のギター& ボーカル担当。著書『GOODNEWS ~新約聖書』、『EXODUS ~旧約聖書』( 共に新教出版社) 他。