「キリスト教」と聞くと、何を思い浮かべますか? 実はクリスマスやカレンダーなど、私たちの日常はキリスト教由来の文化であふれています。そんな教えが記された世界最大のベストセラー『聖書』は、「いつ、どこから読んでもいい」多彩なジャンルを網羅した本。
関西学院中学部で聖書科を担当する「ポン先生」こと福島旭先生によれば、キリスト教を知ると、見慣れた世界がガラリと変わって見えると言います。この記事では、福島先生の著書『Wonder! 目からウロコのキリスト教』の一部を抜粋し、日常や文化を形づくったキリスト教の驚きのエピソードや歴史を紐解いていきます。
今回は、「聖書の時間感覚」についてお伝えします。
『Wonder! 目からウロコのキリスト教』
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12月24日はクリスマス前夜ではない⁈
1日の始まりは午前0時ではない!
皆さんは、1日は何時から始まると思いますか?
日付が変わる0時?朝日が昇った頃?
私たちがいま使っている暦(グレゴリオ暦、太陽暦)では午前0時に日付が変わり、翌日の午後11時59分までが「1日」とされていますが、『創世記』1章に「夕べがあり、朝があった」と6回繰り返し記されているように、聖書の時間感覚では「夕べ(日没後)」から1日が始まります。
これにならうと、クリスマスは24日の夕方から始まり、25日の日没に終わる、ということになります。
でも、「12月24日はクリスマス・イヴで、クリスマスの前日(eve)だからでは?」と思う人もいますよね。
確かに、英語の“eve”は「前夜」や「前日」と訳されていますが、実はクリスマス・イヴのイヴは“evening”の略語で「夕方」の意味なのです。
つまり、24日の夕方はクリスマス当日。
そのため、多くの教会では24日にキャンドルライト・サーヴィスを行い、礼拝からクリスマスを始めています。
イスラエルではこの伝統を受け継ぎ、現在も「日が沈んだあと、明るい星が3つ見えたら1日が始まる」とされています。
雨天だと星が見えませんので、実際は天文台が発表する時刻を参考に、毎日の始まりを決めているようです。
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谷口 雅美
兵庫県尼崎市出身、神戸女学院大学卒業。第44 回創作ラジオドラマ大賞と第58 回講談社児童文学新人賞でそれぞれ佳作に入選。著書は『大坂オナラ草紙』『私立五芒高校 恋する幽霊部員たち』『わたしのカレーな夏休み』『殿、恐れながらブラックでござる』(全て講談社)など。戯曲やラジオドラマの脚本も執筆。
兵庫県尼崎市出身、神戸女学院大学卒業。第44 回創作ラジオドラマ大賞と第58 回講談社児童文学新人賞でそれぞれ佳作に入選。著書は『大坂オナラ草紙』『私立五芒高校 恋する幽霊部員たち』『わたしのカレーな夏休み』『殿、恐れながらブラックでござる』(全て講談社)など。戯曲やラジオドラマの脚本も執筆。






































福島 旭
京都市出身。関西学院大学大学院修了後、島根、広島で牧師および幼稚園園長を務め、現在は関西学院中学部宗教主事・人権教育主任・教諭、関西学院会館宗教主事、関西学院大学講師。冠句作家。保護司。琉球音楽ユニット“Sari Sari Moon” のギター& ボーカル担当。著書『GOODNEWS ~新約聖書』、『EXODUS ~旧約聖書』( 共に新教出版社) 他。
京都市出身。関西学院大学大学院修了後、島根、広島で牧師および幼稚園園長を務め、現在は関西学院中学部宗教主事・人権教育主任・教諭、関西学院会館宗教主事、関西学院大学講師。冠句作家。保護司。琉球音楽ユニット“Sari Sari Moon” のギター& ボーカル担当。著書『GOODNEWS ~新約聖書』、『EXODUS ~旧約聖書』( 共に新教出版社) 他。