麻生久美子が子育てで大切にする「褒める」「スキンシップ」「反抗期の対処法」

ドラマ『月夜行路 ─答えは名作の中に─』麻生久美子さんスペシャルインタビュー ~後編~ (3/3) 1ページ目に戻る

子育てが落ち着いた今「金継ぎ」がやりたい!

──涼子はルナと共に大阪へ旅に出て、自分を取り戻していきます。麻生さんが「自分を取り戻したい」と思ったときにすることは何でしょうか?

麻生さん:私は仕事があるので、涼子のように「自分って何だ?」というところまでいくことは少ないかもしれません。ただ以前からやりたかったことはあって。

それは「金継ぎ」です! 子育てが少し落ち着いた今、やりたくて、ウズウズしていて! 心に余裕を持ち、時間をかけて、丁寧にやらないといけないものなので、そろそろできるかな、と。

あとは、もともと好きだった「漫画を読むこと」や、「映画館で映画を観る」などもしたいなと思っています。子どもと一緒に映画館に行っても、観る作品は子どもが観たいものになりますし、子育ての真っただ中は、映画館に入ること自体が難しいんですよね。

長時間になるので、どうしても「子どもに何かあったら」「学校から連絡が来たら」と気になってしまって見送っていました。これから少しずつでもこうした時間を増やしていけたら嬉しいですね。

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スポンジのような吸収力の子どもの成長に気づく瞬間の喜び

──子育てのどういったところに、喜びや楽しみを感じていますか?

麻生さん:子育てをされている皆さん言われることだと思いますが、子どもの成長を見るのが本当に楽しいですね。見た目の変化もそうですが、内面の成長が何より面白いですし、できなかったことができるようになった姿を見ると、グッときちゃいます。

子どもたちはそれぞれ、娘はダンスやバレエ、息子は剣道とダンスといった習い事をしています。息子はダンスを始めたばかりで、最初は全然できなかったのが、半年ほど経った今はだいぶ動けるようになっていて! 「よく、ここまで来たね」と感心しています。

大人は短期間に、こんなにできるようにはならないな、と。子どもって脳が柔らかくてまるでスポンジみたいな吸収力ですよね。子どもって本当にすごいなぁ! と、そばでみていて本当に面白いです!

思春期の娘との葛藤と麻生流のスキンシップと褒め方

──子育てをするうえで、心がけていることはありますか?

麻生さん:子どもたちに愛情が伝わるようにしたい、とはずっと思っているので、日ごろからスキンシップは大切にしていますね。

そして、よく褒めます! 過剰には褒めることはありませんが、私が「いいな」と思ったことに対しては褒めるようにしています。もちろん、ちゃんとした社会人になってほしいので、いろいろ注意もしていますよ(笑)。

画像提供:日本テレビ

──子育てを経て、ご自身に変化や成長を感じた部分はあるでしょうか?

麻生さん:子育ては楽しいですが、大変なこともたくさんありますから、子どもたちに成長させられた、と思っています。子どもって、自分の思いどおりにはならないから我慢を覚えましたし、忍耐強くなりました。というのも、娘が今まさに思春期で、かなり自分の意見をぶつけてくるんですよ。

内心「どうしたって、私の意見が合っている!」と思うものの、彼女の言いたいことも分かるし、そのうえで私の考えをどう伝えたらいいのかが難しくて。本人のことを思うと、何も言わないのもよくないし、かといって言いすぎてもよくないな……と日々悩み、葛藤しています。

でも本当に、子どもたちがどんな大人になるのか、すごく楽しみですね!

──子どもたちの成長に向けて、麻生さんが願うことは何でしょうか?

麻生さん:一番は、健康でいてくれること。それだけ。あとはどうでもいい、と思うぐらい、健康でいてほしいです。それから、それぞれが好きなこと、進みたい道をちゃんと自分で見つけられたら、幸せだなと思っています。

───◆───◆───

多忙な中、母として二人のお子さんの成長に丁寧に向き合っているのが伝わってきて、お話を伺いながら心が温かくなりました。

麻生さん演じる涼子がルナとの出会いを通してどう変わっていくのか、ドラマにも注目です! 麻生さん、ありがとうございました。

撮影/土居麻紀子
取材・文/木下千寿


麻生久美子さんのインタビューは全2回。
前編を読む

『月夜行路 ─答えは名作の中に─』
人気小説「月夜行路」をドラマ化!

画像提供:日本テレビ

45歳の誕生日、沢辻涼子(麻生久美子)は夜の銀座で、不倫を疑う夫・菊雄(田中直樹)を尾行していた。そこで出会ったのが、バーのママ・野宮ルナ(波瑠)。重度の文学オタクであるルナは、鋭い観察眼で涼子の素性を次々と読み解き、心の奥に封じ込めていた学生時代の恋人・カズト(作間龍斗)への未練までも見抜いてしまう。そのままルナの強引な誘いに流され、二人はカズトを捜すため大阪へと向かうことに。

だが、旅の始まりに待ち受けていたのは、近松門左衛門『曽根崎心中』の舞台・露天神社で発見された寄り添う男女の遺体だった。現場で夫の裏切りと最期を嘆く妻・愛子(佐々木希)の姿を目の当たりにしたルナは、文学的知識をフル回転させ、刑事の田村(栁俊太郎)や小湊(渋川清彦)を相手に独自の推理を展開。現代に蘇った「心中事件」の裏側に隠された、残酷な真実を暴いていく──。

夏目漱石、太宰治、江戸川乱歩……、名作小説の知識で事件を解決していく、痛快文学ロードミステリー。

初回放送は2026年4月8日(水)夜10時スタート!

『月夜行路 ─答えは名作の中に─』公式HP
https://www.ntv.co.jp/getsuyakouro/
(日本テレビ系・毎週水曜夜10時~OA)
公式instagram
https://www.instagram.com/getsuyakouro/

『月夜行路』著:秋吉理香子(講談社)
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麻生 久美子
あそう くみこ

麻生 久美子

Kumiko Aso
俳優

俳優。1978年生まれ、千葉県出身。1995年に俳優デビュー。 1998年、映画『カンゾー先生』のヒロインを演じて高く評価され、第22回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。これまでに映画『CASSHERN』、『THE 有頂天ホテル』、『夕凪の街 桜の国』、『モテキ』、『ラストマイル』、ドラマ『時効警察』シリーズ、『MIU404』、『unknown』、連続テレビ小説『おむすび』、『ぼくたちん家』などさまざまな作品に出演し、第一線で活躍している。 <公式Instagram> https://www.instagram.com/asokumikomg/ <公式X> https://x.com/aso_manager

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俳優。1978年生まれ、千葉県出身。1995年に俳優デビュー。 1998年、映画『カンゾー先生』のヒロインを演じて高く評価され、第22回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。これまでに映画『CASSHERN』、『THE 有頂天ホテル』、『夕凪の街 桜の国』、『モテキ』、『ラストマイル』、ドラマ『時効警察』シリーズ、『MIU404』、『unknown』、連続テレビ小説『おむすび』、『ぼくたちん家』などさまざまな作品に出演し、第一線で活躍している。 <公式Instagram> https://www.instagram.com/asokumikomg/ <公式X> https://x.com/aso_manager

木下 千寿
きのした ちず

木下 千寿

ライター

福岡県出身。大学卒業後、情報誌の編集アシスタントを経てフリーとなる。各種インタビューを中心に、ドラマや映画、舞台などのエンターテイメント、ライフスタイルをテーマに広く執筆。趣味は舞台鑑賞。

福岡県出身。大学卒業後、情報誌の編集アシスタントを経てフリーとなる。各種インタビューを中心に、ドラマや映画、舞台などのエンターテイメント、ライフスタイルをテーマに広く執筆。趣味は舞台鑑賞。