

小学6年生と3年生の男の子を育てるエニママライターの松永祐子です。
小学生男子が大好きなものといえばゲーム。そのなかでも小6長男が5年以上もハマりつづけているのがマイクラです。「いったいどこがそんなに面白いのか?」テトリス世代のママが、息子へのインタビューを通してマイクラの魅力に迫ってみました。
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小中学生に「好きなゲームは?」と質問するとよく「マイクラ!」と返事が返ってきます。若者から絶大な人気を誇るMinecraft(通称:マイクラ)ですが、発売されたのは2011年。当時すでに大人だったパパママ世代にとってはあまりなじみがなく、どんなゲームかよくわからないという方も多いかもしれません。
実のところ昭和生まれの私は、はじめてマイクラを見たとき、モブ(敵のモンスター)が声を上げて倒れる姿を不気味に思ったり、子どもがゲームにハマる不安、未知の世界への怖さを感じていました。
しかし、1週間ほど見守り続けるなかで、能動的にマイクラの世界を探索しはじめた息子の姿を見て、「続けてやらせてみよう」と直感的に思ったことを覚えています。
そして、操作のコツをつかみ鮮やかな手つきで建築やゲームを楽しむ姿を見て、何度も驚かされ、その面白さが少しわかるような気がしました。
マイクラ(Minecraft)とは
mine(鉱山)craft(手でつくる)という語源をもつ「マインクラフト」。キューブ型のブロックで構成された世界のなかで、ものをつくったり、冒険したり、敵と戦ったりできる、ゲーム機やデバイスを使った遊びです。
子どもが夢中で何かをつくる様子は、幼少時代に親しんだ「砂場遊び」や、レゴに代表される「ブロック遊び」にも似ています。マイクラは世界中に1億人を超えるプレイヤーがいるといわれており、2025年4月25日に公開された映画『マインクラフト/ザ・ムービー』では、その面白さを親子で疑似体験できるかもしれません。
『マインクラフト/ザ・ムービー』公式サイト▼
https://wwws.warnerbros.co.jp/minecraft-movie/
息子がマイクラにハマったきっかけ
息子がマイクラをはじめるきっかけとなったのはコロナ禍。2020年4月に小学1年生となった長男は、マスク生活や外出制限など、家庭外で小学生らしく遊ぶことを許されない生活を過ごしていました。

そんな長男が「マイクラというゲームが面白いらしい」といいだしたため、家族で調べてみることにしました。どうやら「四角いブロックを使って何かをつくる遊び」で、当時ゲーム機のなかったわが家でもパソコンを使って遊べるとのこと。自粛の日々を少しでも楽しめるかも、と期待して試してみることになったのです。
マイクラについて教えて!7の質問
ときを経て、マイクラ歴6年目となった長男。4年生からは、マイクラのならいごとまではじめるようになりました。
振り返ればさまざまな遊びかたをマスターするなかで、思わぬ力をつけたと感じています。ここからは長男へのインタビューを通してマイクラの面白さをお伝えします。
Q.マイクラには、どんな遊びかたがあるの?
息子
A.1つめは建築などを楽しむクリエイティブモード、2つめは敵と戦うサバイバルモード、あとはサーバー(多人数で同時にプレイできるルール化されたゲーム空間)で世界の人と遊ぶ、という3種類かな。
クリエイティブモードでは、建築に役立つブロックを好きなだけ使って、お気に入りの場所に理想の家や建造物を自由につくれるよ。
サバイバルモードでは、何も持たない状態でゲームがスタートするから、自分で食材を集めないとお腹がすく。夜になると敵が現れるから、戦えるように必要な資材を集めて武器をつくったり、自分を守るための家をつくる必要があるよ。
サーバーでは、世界中の人と一緒に遊べるのが特徴で、オンラインのゲーム空間に集まった人たちと味方や敵になって、いろいろなミニゲームができるよ。

Q.今、一番ハマっているのはどんな遊びかた?
息子
A.マイクラには「レッドストーン」という電気回路のようなものがあって、レバーやボタンなどを組み合わせると、自動ドアや落とし穴などの装置が自作できる。レバーひとつでいっせいに家中の電気をつけられたり、近づいてきた敵を感知して自動的に弓矢が飛ぶしくみなどをつくるのにハマってるよ。