夏の通学・部活にピッタリの「暑さ対策」 学童野球のママ友から聞いた真夏の屋外でも長持ちする「3大工夫」を伝授

登下校時の熱中症対策にも応用できる 野球っ子ママが試して本当によかった方法を紹介

写真:AFRC_297/イメージマート
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10歳の男の子と4歳の女の子の2人きょうだいを育てている、エニママライターのえみです。

今年も暑すぎる夏がやってきました。今日は、息子の学童野球チームつながりのママ友から聞いた「本当に役立つ暑さ対策」をみなさんにシェアします。

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私の息子は、学童野球チームに所属する野球少年。息子の学童野球のサポートをとおして知ったのですが、野球はほかの球技と比較して練習に時間がかかるのだそう。バッティング、守備、走塁など、全員一斉におこなえない練習メニューが多い、というのがその理由だと聞きました。

加えて、靴下を重ね履きし、厚手のズボンを履いて、ベルトをして……と、野球の練習着はとても厚着仕様。

そんな学童野球活動は夏との相性がとても悪いのですが、夏にも公式戦が開催されるため(甲子園も真夏ですよね)、暑くても通常と変わらない練習をするチームが多いんです。そのため、野球っ子のママたちは子どもたちが熱中症にならず、なるべく快適に練習できるように知恵を絞っています。

今回はママ歴10年にして初めて聞いた&実践してとてもよいと感じた「暑さ対策」のライフハックをご紹介します。

※熱中症についての正しい知識・症状や対処法はこちらをご覧ください。
子どもの夏の病気 「熱中症」「あせも」は天敵 原因・症状・対処法を小児科医が解説

水筒には飲料でつくった大きい氷を入れる

真夏の練習に持参する2Lの水筒には、自宅でグラスに入れて使うようなサイズの氷ではなく、大きくつくった氷を入れています。学童野球つながりのママ友から、氷は小さいものをたくさん入れるよりも、大きなものをドーンと入れたほうが溶けにくいと聞いたからです。(言われてみたらたしかに! という感じなのですが、今までその発想がありませんでした)

また、氷は水ではなく、水筒に入れる予定の飲みものでつくります。私は練習に麦茶を持たせているので、麦茶で氷をつくっています。

100均で購入した、大きな氷をつくるアイテム。

水ではなく麦茶で氷をつくるメリットは、時間が経って氷が溶けても麦茶が薄まらないこと。また、夏の暑さで水筒内の水分を飲みつくしてしまっても、水道水を足せば麦茶の氷が溶けだすため、引き続き麦茶を飲める(薄くはなりますが)のも嬉しい点です。

暑い中で練習を頑張る息子が、練習の終わりまで冷たい麦茶でリフレッシュできますように……などと思いながら、せっせと麦茶で大きな氷をつくる日々です。

麦茶でつくった氷を2本、2Lの水筒に入れて持たせます。12時間経っても氷が残っているんですよ!

保冷バッグは二重三重にすると効果が高まる

休憩中にクールダウンするために、凍らせたネッククーラーや冷感タオル、保冷剤などを持たせます。しかし、普通に保冷バッグやクーラーボックスに入れて持たせても、数時間経つとどうしても溶けてきてしまい、冷たさもなくなってきてしまいます。

去年までは、「真夏になると保冷バッグも効果がない!」と半ば諦めていたのですが、今年は学童野球のママ友から「保冷バッグを二重三重にして使うと、効果が高まるよ」と教えてもらい、暑くなりはじめたころからずっとそうしています。

私は二重にして使っていますが、たしかに効果が高まる! 朝持たせてから8時間後くらいに帰宅しても、また保冷剤が溶けきらず冷たいままだったときは、とても嬉しくなりました。(ただし、息子いわく、保冷バッグは涼しい日陰に置いておいたそうです)

小さな保冷バッグを二重構造にしたものに、保冷剤やネックリング、冷感タオルを入れて持たせれば、下校時の暑さ対策としても機能しそうです。私は今年から、毎朝これを持たせています。

野球の練習・小学校の登下校時用に実際に持たせている、二重構造にした保冷バッグ。内側のポーチには、保冷剤で挟んだネッククーラー・冷感タオルを入れています。

小さいクーラーボックスは荷物になる以上に便利

学童野球のママ友から教えてもらって購入し、心から「買ってよかった!」と感じているのが、小さめのクーラーボックス。我が家は容量約4.7Lサイズのものを購入し、野球の練習に必ず持たせています。

コールマン(Coleman) クーラーボックス テイク6 容量約4.7L

私が購入したコールマンのクーラーボックスは、安価(私は2,000円弱で購入しました)でも機能性はじゅうぶん。また、見た目よりも軽くて持ち運びしやすいのも嬉しいポイントです。

そして意外な便利ポイントが、イスにして休めること。野球の休憩時間は、みんなそれぞれ自分のクーラーボックスに座って休んでいるようです。夏は地面も熱いので、座る場所を確保できるのは助かりますよね。

ちなみに、私はクーラーボックスも二重構造にして使っています!

さきほどご紹介したコールマンの保冷バッグに、100均で購入した保冷バッグを重ねています。ややサイズが合っていませんが、ぐしゃっと押し込んでフタを閉めています(笑)。

野球っ子パパ・ママの試合観戦時の暑さ対策

子どもたちのためには、暑さをできるだけ軽減してあげたい一心でさまざまな工夫を凝らす野球っ子のパパ・ママたち。しかし、いざ自分自身の暑さ対策となると手がゆきとどかず、ただひたすら「暑い~」と嘆いている……ということが多い気がします(笑)。

とはいえ、たとえ大人でも油断できないのが最近の酷暑。きちんと対策しなければ危険です。真夏の試合観戦時には、この記事でご紹介した3つに加えて、

・冷感スプレーや冷感ウェットティッシュを使う
・首からミニ扇風機をぶらさげる
・日傘をさす

このような対策をしているパパ・ママが多いようです。

私自身は、暑さよりも紫外線対策を徹底的におこなうようにしています。全身に日焼け止めを塗るのはもちろん、さらにUVカット効果のあるパーカー・キャップを身につけて、仕上げに黒いUVフェイスガードで顔の下半分を覆っています。

UVフェイスガードを使うことには抵抗があったのですが、慣れてしまえば「顔も日焼けしない」という安心感が最高で、今は手放せなくなりました。(ただし周りの人たちは慣れないようで、偶然会った知人に「芝刈りでもしてきたの?」と驚かれてしまいました……!)

このような感じで、人目をはばからず万全の対策をしています!(写真はイメージです)  写真:写真AC

少しの工夫で涼しさ・冷たさがより継続するようになる!

野球っ子のママ直伝の暑さ対策を3つご紹介しました。誰もが実践している対策にひと工夫加えたものが中心で、あっと驚くような目新しさはないかもしれませんが、暑い夏の日に屋外で長時間過ごす際にとても役に立つものばかり。私は、野球の練習・観戦時にはもちろん、小学校の登下校時の暑さ対策としても取り入れています(クーラーボックス以外)。

子どもが暑い夏を少しでも快適に過ごせるよう、そしてパパ・ママたちの「暑いなか大丈夫かな、熱中症にならないかな」という心配が軽減するよう、ご紹介した対策を試していただけたら嬉しいです。

※クレジットのない写真はすべて撮影:えみ

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