ADHD脳の弱み症状は対策できる!
ADHD脳の弱みとして挙げられている症状は、その強烈な能力が裏目に出ている状態だと思ってください。突き抜けた能力には、弱点がつきものです。そして、その弱みによって起こる困りごとには、対処方法があります。
ただし、ADHD脳の本人が弱みを自覚することは難しいでしょう。生活の中にある危機を取り除き、わが子を天才にできるのは親しかいません。
ADHD脳の言動に困ったときには、まずその弱みは強みがあるがゆえの弱点であることを大前提に見てあげてください。
強みを知ったうえで弱みと向き合えたら、子どもが能力を発揮するため、裏目に出ないように回避してあげればいいと思えるようになります。より適切な理解と対応をすることができるようになるでしょう。
ここからは、ADHD脳の強みの反動で、弱みとして表れやすい困りごとを取り上げていきます。ADHD脳の困りごとがなぜ起こるのか、親はどう接すればいいのか参考にしてみてください。
自発的ゆえにわがままに見える
なんでも自分のやり方でやりたい、口も手も出してほしくないという娘。
料理に興味がありますが、包丁の持ち方や食材の混ぜ方など、基本的なことを教えようとしても「これでいいの!」と聞く耳を持ちません。
【処方箋】さらりと大人の技を見せる
ADHD脳は、自分のやり方が一番で、そのほうが頭も働きやすいために、自分のやり方を主張します。これは、本人の脳がそう要求しているのです。
たしかに、自発的で「こうしたい」という意志が強いゆえに、意志を曲げない姿がわがままに見えたり、周りと同調できない人と見られることがあります。まずは親が、これはわがままなのではなく、本人の脳が働くためのすばらしい自発性なのだと、捉え方をチェンジしましょう。
さらに、「親の言うことは聞かなくていい」と思ってあげてください。自発性の強いわが子は、親の言うことは聞かないと認めることが大切です。
自分流が一番だと信じているADHD脳が振り向くのは、「これはかなわない」という技を親が見せつけたときです。親が細くてきれいな千切りをしている、メレンゲを崩さずにふんわりと混ぜているなど、自分にはできないことをしていると気づいたときには、「どうやったの?」と自ら聞いてくるはずです。
親は押しつけるのではなく、さらっと技を披露するだけ。興味を持たせる場面を作るのです。1回披露したらすぐに聞いてくるほど即効性があるとは限りませんが、子どもが教えてほしいと自ら寄ってくる場面を積極的に作りましょう。
自発性の高いADHD脳に伝えたいことがあるときには、子どもから聞いてくるように戦略的に動くほうが効果的です。自分から教えてほしいと聞いてきたときには、こちらの意見もしっかり伝えることができます。



































