【中学受験 はじめの一歩】 「向かない子基準」で考える「中学受験をする目安」とは? 〔塾ソムリエが解説〕

東西の難関校に3000人以上を合格させてきた、「塾ソムリエ」の西村則康さんが指南

「中学受験をする目安」として、小学3年生の段階で、きちんとした家庭学習が習慣化されていることが重要」と、中学受験のプロ家庭教師「名門指導会」代表で、「塾ソムリエ」としても活躍する西村則康さん。写真提供:中学受験のプロ家庭教師「名門指導会」

首都圏近郊を中心に中学受験が盛り上がりを見せる昨今、「我が子の受験」について、悩んでいるという保護者の方も多いのではないでしょうか? 

そこで今回は、中学受験の「はじめの一歩」から考えてみましょう。「受験をする目安」や「受験のメリット・デメリット」などについて、中学受験のプロ家庭教師「名門指導会」代表で、「塾ソムリエ」としても活躍する西村則康さんに伺いました。

中学受験の目安を「小学3年生で判断」する理由とは?

「中学受験は親の受験」とも言われます。子どもの頑張り同様、それを支える親の役割もとても大きく影響します。

まずは、親が子どもの特性や興味を踏まえたうえで、「なぜ中学受験をするのか?」という理由を、明確にしておきましょう。中学受験をする子どもだけでなく、それをサポートする家族みんなが共通の認識をもって、ゴールまで息切れせずに走り切れるよう、しっかりと話し合うところから始めることが大切です。

これから中学受験を迎える親の中には、「そもそも我が子は中学受験に向いているのか?」と、漠然とした不安を抱いている方も少なくないでしょう。

受験する中学の学力や偏差値にかかわらず、中学受験の学習範囲は膨大です。これからスタートする受験のカリキュラムについていけるか否かは、何を基準に考えればよいのでしょうか?

これまで東西の難関中学に3000人以上の子どもたちを合格させてきた実績を持つ「名門指導会」代表の西村則康さんは、「中学受験をする目安」として、小学3年生の段階で次の様子から判断するとよいと言います。

次のページへ 中学受験をする目安は6つ! それは?
15 件