【2025年版】全国から通える「広域通信制高校」専門家が選んだ注目の2校

~通信制高校はどんなところ?~ 注目の「広域通信制高校」(#5)

認定NPO法人カタリバ代表理事:今村 久美

1.東海大付属望星高等学校(東京/私立)

校舎の外観、南西面からの様子。 画像提供:東海大学付属望星高校
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2020年に全国通信制高等学校評価機構の第三者評価の認定を受けた東海大学付属望星高校は、全国から入学が可能な広域通信制高校です。

スクーリングは、日曜日コース(年20日程度)または水曜日・金曜日コース(年20日程度)から選択可能。自宅学習に加え、希望者はスクーリングとは別にサポート学習を週3回ほど学校で受けることができます。また、社会研究や理科研究などの校外学習講座も提供されています。

「東海大学付属望星高校」授業風景。学校を居場所として使うことができます。  画像提供:東海大学付属望星高校

「東海大学付属望星高校のユニークな点は、学校施設を生徒の『居場所』として開放していることです。

例えば、スクーリングによる通常の登校日以外でも、学校の図書館を利用したり、部活動に参加したりできます。

学校を『青春の場』と捉えると、気軽に学校に来て友人と交流できる場所があることは非常に大事だと思うんですね」
(今村さん)

コミュニケーションの場が充実している校内。  画像提供:東海大学付属望星高校

「また、多数のカウンセラーを配置し、きめ細やかな支援体制を敷いているのも特徴。ホームルームやクラス制を採用しているのも生徒の帰属意識を高める工夫とも言えます。

加えて、学費の内訳も明瞭なため、保護者や生徒が安心して学校選びができるかと思います」
(今村さん)

部活動に励む生徒たち。  画像提供:東海大学付属望星高校

さらに、部活動や生徒会活動も活発に行われており、クラス担任制により先生が学習や進路相談を丁寧にサポートしてくれるなど、通信制でありながら充実した学校生活を送ることができます。

東海大学付属望星高等学校
住所:東京都渋谷区富ヶ谷2‐10‐7
学習スタイル:スクーリングは日・水・金の選択が可能。他にもサポート学習を週3回ほど登校して受けられる。
入学可能エリア:全国
入学時期:毎年4月・10月
年間の学費:初年度:401,000円、2年次:348,000円、3年次:348,000円、3年間の合計:1,097,000円(※ その他、毎年度、教科書・副教材等に8,000円~12,000円、一部科目の履修は1単位2,100円)
制服:なし
部活動:あり(希望者のみ)
https://www.bosei.tokai.ed.jp/

2.星槎国際高等学校(全国/私立)

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