
小学生の【読書感想文嫌い】を克服! 「親子インタビュー式読書感想文」で言語化能力がアップするワケ〔文章力養成講座の専門家が伝授〕
「親子インタビュー式読書感想文」松嶋有香さんが解説② 教材:課題図書『ぼくの色、見つけた!』
2025.07.11

「やばい、すごいにも200種類あんねん!」を合い言葉に、30年間文章作成術を教えてきたベテランのゆか先生こと松嶋有香さん。
ゆか先生は、「自分の言葉を持たない子は、大人になってからもっと困る」と、学校の勉強だけではなく人生という長い目から見た「国語力の低下」に警鐘を鳴らし、自身が主宰する文章力養成講座「カキマクル」で、親子で話し合いながら読書感想文を作る「親子インタビュー式読書感想文」の指導をしています。
実は「親子インタビュー式読書感想文」に取り組むと、宿題が完成するほかにうれしい2つの効果があります。1つ目の「親子のコミュニケーションの再構築」に続き、2つ目の効果「言語化能力のアップ」について、解説します。
※全7回の第2回(第1回を読む・第3回を読む/公開日までリンク無効)
自分の気持ちをちゃんと言葉にするのは大人でも難しい
──うまく言葉にできない気持ちを「モヤモヤする」と表現することがありますが、大人でも「自分が今、なにを考えているのか」、「どう感じているか」よくわからないこともあります。
自分の気持ちもわからないのに他人の気持ち、ましてや本の中の人の気持ちなんてわからないと思ってしまうのですが、それでも「読書」を勧める理由はなんですか?