この度ようやくラフが終わりに近づいてきました!
いや~よかった~! ほんとによかった~~!(泣)
まだ本当のOKは頂いてないのですが、もうすでに何もかも終わったような(!?)気分になっています。ですがこれからが本番なので、カレンダーを見て、気を引き締めていきます!
今回一番の進展は、何度も(エ)さんとやりとりしてラフを描き直しているうちに、悩んでいた中盤部分の流れを掴めてきたことです。現状打破のきっかけは「おじいさんの感情のつながりを意識してみてください」という(エ)さんの一言でした。
それまで私は「ページのつながり」=「絵と絵のつながり」としか考えておらず、おじいさんの感情や考えるテンポといった人間味が足りないラフになっていました。
「ページのつながり」=「感情のつながり」を意識した途端すごく考えがすっきりして、やっぱり編集者のアドバイスはすごいなあ……と感動しました。
さて、これでOKがいただければついに本描きです! 私はいつも白黒のラフを描いたあと、カラーラフ、本描きという手順ですすめていきます。
よく「なぜパステルを使ってるの?」と聞かれるのですが、それは色数が限られているからです。(他にも塗りつぶした時のテクスチャが好きとか手軽に描けるとかありますが、一番の理由はこれです!)
パステル同士を並べてみることで大体の色合いが掴めますし、大体の色数が決まっていれば迷うことが減るので、配色が苦手な自分にとってはぴったりの画材だと思います。
次回はぜひ「本描きが終わった!」という明るいお知らせをしますのでご期待くださいね! (……と宣言しておく背水の陣!)
それではまた!
はまぎし かなえ
1992年、福井県生まれ。絵本作家。子どものころから絵やお話をかくのが好きで、美術の仕事に就くことを志す。京都市立芸術大学大学院美術研究家ビジュアル・デザイン専攻修了。 現在はCGデザイナーとして活躍しながら、絵本制作にとりくむ。2015年『へいのむこうのおともだち』で第37回講談社絵本新人賞佳作受賞。 2016年『ピアノ』で第38回講談社絵本新人賞を受賞し、『おじいちゃんの ふしぎなピアノ』として刊行、デビュー。
1992年、福井県生まれ。絵本作家。子どものころから絵やお話をかくのが好きで、美術の仕事に就くことを志す。京都市立芸術大学大学院美術研究家ビジュアル・デザイン専攻修了。 現在はCGデザイナーとして活躍しながら、絵本制作にとりくむ。2015年『へいのむこうのおともだち』で第37回講談社絵本新人賞佳作受賞。 2016年『ピアノ』で第38回講談社絵本新人賞を受賞し、『おじいちゃんの ふしぎなピアノ』として刊行、デビュー。