秋の楽しいおいもほり。でも、はじめての畑体験に、不安になるお子さんもいらっしゃるかもしれません。
そんなときにおすすめなのが、おいもほりの絵本の読み聞かせ。「こんなことをするんだ」と心の準備ができます。
みんなが楽しいおいもほりができますように、と願いをこめて、全文公開いたします。
そんなときにおすすめなのが、おいもほりの絵本の読み聞かせ。「こんなことをするんだ」と心の準備ができます。
みんなが楽しいおいもほりができますように、と願いをこめて、全文公開いたします。
*全文公開は2026年10月31日23:59に終了します。
作・西村敏雄 『いもいも ほりほり』
ぶたの きょうだいが、そらを みて いいました。
「ぶう~ あの くも いもに みえるぞ~。」
「ぶう~ ほんとうだ~ やきいもが とんで いる~。」
「ぶう~ はら へった~ やきいも たべたいな~。でも いもが ないな……。」
「そうだ、いもほりに いこう!」
ぶたは いもほりに でかけました。
「ぶう~ あの くも いもに みえるぞ~。」
「ぶう~ ほんとうだ~ やきいもが とんで いる~。」
「ぶう~ はら へった~ やきいも たべたいな~。でも いもが ないな……。」
「そうだ、いもほりに いこう!」
ぶたは いもほりに でかけました。
いもいも ほりほり いも ほりほり
「ぶたさんたち、いい てんきですね。おそろいで どこに いくの。」
ねずみが ききました。
「いもほりだよ。」
「いもほりかぁ。いいな、ぼくも つれてってよ。」
「え~ ねずみくんは ちからが ないからな……。」
「ぼく、きっと やくに たつからさぁ。」
「しかたないなぁ。」
ぶたは ねずみも つれて いく ことに しました。
ねずみが ききました。
「いもほりだよ。」
「いもほりかぁ。いいな、ぼくも つれてってよ。」
「え~ ねずみくんは ちからが ないからな……。」
「ぼく、きっと やくに たつからさぁ。」
「しかたないなぁ。」
ぶたは ねずみも つれて いく ことに しました。
いもいも ほりほり いも ほりほり
「さあ、いもを ほるぞ~。」
はたけに つくと、ぶたと ねずみは さっそく ほりはじめました。
ほりほり ほりほり でた だんごむし
ほりほり ほりほり でた もぐら
ほりほり ほりほり でた へび~!
どこを ほっても いもは でて きません。
はたけに つくと、ぶたと ねずみは さっそく ほりはじめました。
ほりほり ほりほり でた だんごむし
ほりほり ほりほり でた もぐら
ほりほり ほりほり でた へび~!
どこを ほっても いもは でて きません。
「ぶたさんたち、なにを やってるの。」
もぐらが いいました。
「いもほりだよ。」
「なんだ いもほりかぁ。でも ここは いもばたけじゃ ないよ。むこうに やぎじいさんの いもばたけが あるよ。」
「そうだったか~、ありがとう。」
もぐらが いいました。
「いもほりだよ。」
「なんだ いもほりかぁ。でも ここは いもばたけじゃ ないよ。むこうに やぎじいさんの いもばたけが あるよ。」
「そうだったか~、ありがとう。」
いって みると やぎじいさんが いもを ほって いました。
やぎじいさんは じろりと こちらを みました。
「どう しよう、やっぱり かえろうか。」
ぶたは もじもじして います。
やぎじいさんは じろりと こちらを みました。
「どう しよう、やっぱり かえろうか。」
ぶたは もじもじして います。
「ぼく、おじいさんに たのんで くる。」
ねずみが ゆうきを だして あるいて いきました。
「おじいさん、ぼくたち いもほりが したいんですけど、てつだいを させて もらえませんか。」
やぎじいさんは ねずみの かおを みて
「それは おおだすかり、よろしく たのむよ。」
と、にっこり わらって いいました。
「やった~!」
ねずみが ゆうきを だして あるいて いきました。
「おじいさん、ぼくたち いもほりが したいんですけど、てつだいを させて もらえませんか。」
やぎじいさんは ねずみの かおを みて
「それは おおだすかり、よろしく たのむよ。」
と、にっこり わらって いいました。
「やった~!」
「いもを きずつけないように やさしく ほるんだよ。」
「はーい!」
いもいも ほりほり いも ほりほり
いもいも ほりほり いも ほりほり
「はーい!」
いもいも ほりほり いも ほりほり
いもいも ほりほり いも ほりほり
いろんな かたちの いもが ほれたよ。
ひょうたんいも
かえるいも
くっつきいも
でべそいも
まがりいも
ひよこいも
おしりいも
ひょうたんいも
かえるいも
くっつきいも
でべそいも
まがりいも
ひよこいも
おしりいも
いもほり きょうそう しよう!
いもいも ほりほり よいしょ よいしょ
いもいも ほりほり すっぽん すっぽん
ほって ほって ほりまくれ!
いもいも ほりほり よいしょ よいしょ
いもいも ほりほり すっぽん すっぽん
ほって ほって ほりまくれ!
ぶたが どろんこ ねずみが どろんこ
どろんこ どろんこ どろだらけ
「やった~ ほれた!」
ぶたと ねずみは はたけの いもを ぜんぶ ほりました。
どろんこ どろんこ どろだらけ
「やった~ ほれた!」
ぶたと ねずみは はたけの いもを ぜんぶ ほりました。
「みんな どうも ありがとう。」
やぎじいさんは おれいに おちばを あつめて いもを やいて くれました。
「わーい、やきいも まってました!」
やぎじいさんは おれいに おちばを あつめて いもを やいて くれました。
「わーい、やきいも まってました!」
ほくほく やきいも
ほくほく だいすき
ぶたと ねずみは はらいっぱい やきいもを たべました。
ほくほく だいすき
ぶたと ねずみは はらいっぱい やきいもを たべました。
「また らいねんも きて おくれ。」
「はい、また きます。おじいさん ありがとう!」
みんな えがおで いえに かえりました。
「はい、また きます。おじいさん ありがとう!」
みんな えがおで いえに かえりました。
ぶう~ ぶう~ ぶう~ ぷっ!
いけない、やきいも たべすぎた!
おしまい
いけない、やきいも たべすぎた!
おしまい
絵本を読んで、おいもほりに行こう!
作中でくりかえされる「いもいも ほりほり いも ほりほり」の言葉は、となえるだけで、わくわくした気持ちになりますね!
著者は、世界で200万部以上発行されている「アントンせんせい」シリーズなど、子どもたちが大好きな楽しい絵本をたくさん作っている西村敏雄さんです。
おいもほりを楽しんだあとにも、ぜひ読み返してみてください。楽しかったおいもほりの時間がいっそう大切な思い出になることと思います。
著者は、世界で200万部以上発行されている「アントンせんせい」シリーズなど、子どもたちが大好きな楽しい絵本をたくさん作っている西村敏雄さんです。
おいもほりを楽しんだあとにも、ぜひ読み返してみてください。楽しかったおいもほりの時間がいっそう大切な思い出になることと思います。
この季節にこそ読みたい、おいもほりの絵本
作・西村敏雄 『いもいも ほりほり』
作・西村敏雄 『いもいも ほりほり』
西村敏雄(にしむら としお)
絵本作家。愛知県生まれ。東京造形大学デザイン科卒。インテリアとテキスタイルのデザイナーとして活動後、絵本の創作を始める。第1回日本童画大賞優秀賞受賞。絵本に『バルバルさん』『もりのおふろ』『どうぶつサーカスはじまるよ』(福音館書店)、『どろぼうだっそうだいさくせん!』『もじもじさんのことば劇場 オノマトペの巻』(偕成社)、『そこにいますか─日常の短歌』(岩崎書店)、『うんこ!』(文溪堂)、『どうぶつぴったんことば』(くもん出版)、『わらしべちょうじゃ』『いもいも ほりほり』『パックン バーガーくん』「アントンせんせい」シリーズ(講談社)他多数。![]()


































西村 敏雄
愛知県生まれ。東京造形大学デザイン科卒。インテリアとテキスタイルのデザイナーとして活動後、絵本の創作を始める。第1回日本童画大賞優秀賞受賞。絵本に『バルバルさん』『もりのおふろ』『どうぶつサーカスはじまるよ』(福音館書店)、『どろぼうだっそうだいさくせん!』『もじもじさんのことば劇場 オノマトペの巻』(偕成社)、『そこにいますか-日常の短歌』(岩崎書店)、『うんこ!』(文溪堂)、『どうぶつぴったんことば』(くもん出版)、『わらしべちょうじゃ』『いもいもほりほり』『パックン バーガーくん』「アントンせんせい」シリーズ(講談社)他多数。
愛知県生まれ。東京造形大学デザイン科卒。インテリアとテキスタイルのデザイナーとして活動後、絵本の創作を始める。第1回日本童画大賞優秀賞受賞。絵本に『バルバルさん』『もりのおふろ』『どうぶつサーカスはじまるよ』(福音館書店)、『どろぼうだっそうだいさくせん!』『もじもじさんのことば劇場 オノマトペの巻』(偕成社)、『そこにいますか-日常の短歌』(岩崎書店)、『うんこ!』(文溪堂)、『どうぶつぴったんことば』(くもん出版)、『わらしべちょうじゃ』『いもいもほりほり』『パックン バーガーくん』「アントンせんせい」シリーズ(講談社)他多数。