2021.08.19

育児が楽しくなる 頑張れる「育児絵日記」を描いてみませんか?

イラストレーター・吉沢深雪さんの育児絵日記講座(後編)

寄稿家:時政美由紀

大切な日の絵日記には、親からメッセージを添えて。記念になります。

猫のイラストで人気のイラストレーター、吉沢深雪さんは、子どもの頃はもちろん、大人になっても絵日記を描き続けています。

特に、子どもが産まれてから小学校に上がるまでの子育て中に描いた「育児絵日記」は43冊にものぼるそうです。

絵日記の達人、吉沢深雪さんに育児が楽しくなる、頑張れる「育児絵日記」の描き方を教えていただきました!

育児絵日記を描くポイントは?

「写真を撮ったり、日記を書くように、絵日記にすることで、愛しい日々が何度も見返せて、さらに印象的なものになります」と吉沢さん。

では、具体的には何を描けばいいのでしょうか? いざ描くとなると困りますよね。そこで、吉沢さんに育児絵日記のポイントを挙げてもらいました。

①子どもの成長記録

小さい子どもの場合、日々成長が見られるので描くことには困らないでしょう。「子どもの成長記録」として描いてみてください。また、例えば子どもが食べたものを描いておくと、好き嫌いや体調を崩した時の参考になることもあるでしょう。

「ママの顔を見て笑ってくれた」「10歩けるようになった」など、毎日の成長記録として描くといいでしょう。

②子育ては毎日が記念日

誕生日のような大きな記念日ではなくても、初めて○○を食べた日、初めて少し遠くにお出かけした日、じいじとばあばに会いに行った日など、毎日が記念日です。○○記念日と、記念日の名前をつけるのもいいですね。

大切な記念日には、親からのメッセージとして、その時感じたことを書き留めておくのもいいでしょう。

③子どもが読んでも嫌がられないように

親からすると、子どものことはどんなことでもかわいいものですが、子どもにとっては恥ずかしいエピソードかもしれません。子どもが大きくなって読んだ時に、楽しんでもらえるような内容のほうがいいでしょう。

子どもが大きくなった時、「あなたはこんな赤ちゃんだったのよ」と読ませてあげても。

SNSにアップする時は注意!

もし、ツイッターやインスタグラムなどのSNSに育児絵日記をアップしたい場合、子どもの本名はふせておきましょう。子どものプライバシーを守るのも大切です。

名前はニックネームで書いたり、顔なども動物などに変えて描くのも方法です。気をつけて描きましょう。

今日のいいことを見つける

育児は楽しいことばかりではありません。「赤ちゃんがなかなか寝ついてくれない」「目が離せなくて自分のことができない」……など、特に子どもが小さいうちは、肉体的にも精神的にもつらいことが多いでしょう。

そんななかでも“今日のいいことを見つける”つもりで育児絵日記を描いていけば、子育ての幸せな気持ちがたまっていきます。読み返した時に、「子育てって、楽しい!」「私、頑張ってる!」と元気な気持ちになれます。

些細なことでいいのです。今日のいいことを見つけて絵日記に描きましょう。小さな喜びが大きな喜びに。

「人間は忘却の生き物。時間とともに忘れていくものです。つらいこと、悲しいことを描いてしまうと、いつまで経っても忘れることができません。楽しい育児にするために、ぜひいいことを見つけて描いてくださいね」と吉沢さん。

時間をかけずに、サッと描くだけでも、描いたことは残っていきます。何気ない毎日が絵日記にすることで“宝物”になっていく――育児絵日記、ぜひ描いてみてください!

●吉沢深雪(よしざわ みゆき)プロフィール

イラストレーター&エッセイスト

イラスト&エッセイ、ぬりえの本など、著書多数。動画で学べるLINEスタンプ講座、猫のキャラクターCatChipsが人気。挿絵の仕事として小学校、高校の音楽の教科書や、劇団四季会報誌など。『楽しくはじめるきまぐれ猫ちゃんズのぬりえレッスン』(コスミック出版)、『artistベレーちゃん』(講談社)など著書48冊(2021年8月現在)。毎月第1水曜日19時~こまえエフエムにてレギュラー番組『吉沢深雪のアトリエにようこそ』放送中。整理収納アドバイザー1級。
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吉沢深雪さんのInstagram

イラスト/吉沢深雪
イラスト・文は『夢がかなう 絵日記術』より抜粋

『夢がかなう おとなの絵日記術』(吉沢深雪著 朝日新聞出版)

寄稿家紹介

時政美由紀 ときまさみゆき

1965年兵庫県生まれ。立命館大学産業社会学部卒業後、出版社勤務を経て、2010年、編集・出版企画 ㈱マッチボックスを設立。出版社時代から現在に至るまで企画・編集した書籍・ムックは300冊以上。女性のライフスタイル全般、料理、子育てなどの実用書を中心に活動。2018~2021年、茨城新聞「論壇」にて連載。自著に『50歳から結婚してみませんか?』(朝日新聞出版)。