
大量の昆虫集団越冬に遭遇!中学生昆虫博士による「渡良瀬遊水地」採集記大公開
MOVEラボ研究員助手しんご「ボクの、観察・研究日記」vol.5
2026.01.28
オオヨツボシゴミムシ
昆虫から化石まで! 研究者顔負けの観察眼を持つ中学生がレポート!
MOVEラボ研究員・助手の工藤真悟(中2)
工藤真悟
「講談社の動く図鑑MOVE」の中学生研究員、工藤真悟(くどうしんご)です。昆虫や化石、鉱物など、生きものと自然が大好きなボクにとって、「フィールドワーク」は命! 今回は、アカガネオサムシ・アオヘリホソゴミムシ・フタモンクビナガゴミムシの採集を目的に、関東最大級の遊水地「渡良瀬遊水地」へ。
昆虫採集は、事前のリサーチや工夫が成功を左右します。なぜ渡良瀬遊水地が採取に最適なのか? 大量の越冬昆虫を見つけるコツは? 具体的な絶好採集ポイント、役に立つ装備品など、実体験の記録とともにお届けします。
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第1回(ハラグロオオテントウ)、第2回(ギフチョウ)、第3回(マルタンヤンマ)、第4回(ミヤマカラスアゲハ)に続き、MOVEラボ研究員助手しんごがレポートします。
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関東最大級の「渡良瀬遊水地」へ
先日、人生初の渡良瀬遊水地に行ってきました! 渡良瀬遊水地は関東最大級の遊水地で、あたり一面に葦原が広がっている素晴らしい場所です。
ひたすら広がる葦原
他の所にはないような湿地環境があるので、関東ではここと千葉だけに生息している昆虫がいたりします。今回はそんな渡良瀬で、アカガネオサムシとアオヘリホソゴミムシとフタモンクビナガゴミムシを狙って採集をします。
これらの昆虫はいずれも湿地性の昆虫で、アオヘリホソゴミムシは葦につくウンカを食べて暮らしていて、アカガネオサムシは湿地に依存していて、フタモンクビナガゴミムシは湿度の高い環境に多いです。
アカガネオサムシは地面がひび割れているが乾燥していないところの湿った材に多く、アオヘリホソゴミムシとフタモンクビナガゴミムシは崖に多いので、そんな環境を探して採集しました。材とは枯れ木のことで、倒木や立ち枯れ、丸太のことも材と呼びます。
これらの昆虫はいずれも湿地性の昆虫で、アオヘリホソゴミムシは葦につくウンカを食べて暮らしていて、アカガネオサムシは湿地に依存していて、フタモンクビナガゴミムシは湿度の高い環境に多いです。
アカガネオサムシは地面がひび割れているが乾燥していないところの湿った材に多く、アオヘリホソゴミムシとフタモンクビナガゴミムシは崖に多いので、そんな環境を探して採集しました。材とは枯れ木のことで、倒木や立ち枯れ、丸太のことも材と呼びます。
今回の装備品
今日はいつも越冬虫採集に行く際にもっていっているハンマーと蓋つきカップ、チャック付きのポリ袋と吸虫管に加え、折り畳み式のバケツとふるいを持っていきました。バケツがかなり役に立ち、ポリ袋に入れる間もなく出てくる虫を入れることができて便利でした。
今日の装備!
フィールドワークへのアクセス
渡良瀬遊水地に行くには最寄り駅が3つあり、僕はそのうちの1つである板倉東洋大学前から渡良瀬遊水地に行きました。板倉東洋大学前に行くと案内板があり、それに従っていけば渡良瀬遊水地にたどり着けます。道の曲がり角にも案内板があるので迷うことは少ないでしょう。
渡良瀬遊水地への案内板
行く途中の道で気球が飛んでいました。渡良瀬はこのようなレジャースポーツも盛んなようで、特に朝、多くの気球が飛んでいました。
気球
材の中からたくさんの越冬昆虫が!
渡良瀬遊水地に到着するとまずは橋を渡り、池のほとりを歩きます。池のほとりを歩き終わったらやっと広大な葦原が現れます。葦原はあるのですが、材が少なく、材を探すのに苦労しました。
やっと見つけた材を割ると、なんとアオゴミムシとオオヨツボシゴミムシが集団越冬していました! アオゴミムシは30匹以上、オオヨツボシゴミムシは6匹越冬していて、やはり渡良瀬は格が違う! と思いました。
やっと見つけた材を割ると、なんとアオゴミムシとオオヨツボシゴミムシが集団越冬していました! アオゴミムシは30匹以上、オオヨツボシゴミムシは6匹越冬していて、やはり渡良瀬は格が違う! と思いました。
オオヨツボシゴミムシ
この材は葦原の中に倒れていたハンノキ材で、あまりよい材には見えませんでしたが流石渡良瀬、あまりいいように見えない材でも集団越冬していました!
オオヨツボシゴミムシの集団越冬











