前回の記事「暗闇に光る目! 深海のサメがカッコいい!!」では深海200メートルあたりで釣れたサメを紹介。
では、もう少し深いところ、深さ400〜600メートルあたりまでエサを落としてみよう。
深海ザメは光やニオイのほかにも、あるモノをたよりにエサを探す。
それはなんと…「電気」!
生きている動物はみんな、体を動かすときに筋肉からとても弱い電気を出しているんだ。サメの顔にはその電気を感じ取る「ロレンチーニ器官」という仕組みがある。そして深海ザメはとりわけたくさんのロレンチーニ器官を持っているのだ。つまり電気にチョー敏感!
だから深海でも泳げるサバやムロアジ、グルクン、深海アナゴなんかを生かしたまましずめると、すぐにヤツらが食いついてくる。ヘラツノザメだ!