ニホンアマガエルはからだの色が変わる!カエルの体のしくみから両生類の特ちょうまで図鑑MOVEが解説!

カエルのなかまを講談社の動く図鑑MOVE「は虫類・両生類 新訂版」から紹介します

カエルってどんな生きもの? 両生類って?

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ニホンアマガエル
カエルのなかまのとくちょうは?

ながい後ろあしをばねのように折りたたんだ、ユーモラスな体形をしています。ジャンプが得意で、ぴょんぴょんはねて移動するほか、はなれた場所のえものにも飛びついておそいかかるんだ。泳ぎも得意だよ!

この記事は講談社の動く図鑑MOVE「は虫類・両生類 新訂版」から一部抜粋したものです。
講談社の動く図鑑MOVE「は虫類・両生類 新訂版」より

カエルは両生類! 両生類ってどんないきもの?

両生類は、脊椎動物(背骨がある動物)にふくまれる生きもので、カエル、サンショウウオやイモリ、アシナシイモリなど、3つのグループ(目)に分けることができます。もっとも種の数が多いのはカエルのなかまで、両生類全体の90%近くをしめています。

両生類は乾燥にとても弱いので、水辺からはなれることはできません。ほとんどの種が産卵(出産)を水中でおこない、ふ化した子どもは水中で成長し、「変態」して陸に上がります。また、は虫類と同じ変温動物で、寒すぎると動けなくなるため、冬眠して冬をこす種が多くいます。
講談社の動く図鑑MOVE「は虫類・両生類 新訂版」より

変態って、なに?

姿態とは、体のつくりが大きく変わることです。両生類の子ども(幼生)は水中で成長しますが、おとな(正体)になるときに変態して、陸上で生活するための体に変わります。カエルの場合は、尾がなくなってあしが生えてくるなど、外見も大きく変わります。

世界各地で見られる小型のアマガエル

講談社の動く図鑑MOVE「は虫類・両生類 新訂版」より
小さくて丸みをおびた体つきの種が多い。指先に吸ばんがあるので、木や草に登るのが得意です。

ニホンアマガエル
木の上で生活し、春になると田んぼなど、流れのない水のあるところに集まって産卵します。
◼︎体長/3.9〜4.5cm
◼︎分布/北海道〜九州、ロシア東部~中国北部、韓国
◼︎生息環境/平地~陵地
◼︎繁殖の方法/一度に10個ほどの卵を1シーズンに数十回、水中に産む

ニホンアマガエルは変身の達人!

講談社の動く図鑑MOVE「は虫類・両生類 新訂版」P133より
ニホンアマガエルは、まわりの色にあわせて体の色を変えることができます。まわりと近い色になることで、敵に見つかりにくくなります。
田んぼに生息するニホンアマガエル

カエルを触ったら必ず手を洗うこと!

両生類が皮ふから出すねん液には、毒がふくまれていることがあります。カエルなどをさわった手で、目をこするのは絶対にやめましょう。

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身近な生きものを観察してみよう!

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