モアイ像は集落の守り神? イースター島にたたずむモアイ像を講談社の動く図鑑MOVEが解説!

モアイ像を講談社の動く図鑑MOVE「世界の探検」から紹介します

モアイ像は何のために作られたの?

イースター島 ©aflo
モアイ像で知られるイースター島。18世紀にヨーロッパ人がキリスト教の「復活祭(イースター)」の日に発見したので、この名前がつけられたのですが、もともとは先住民の言葉で「ラパ・ヌイ(大きな島)」といいます。

その先住民たちは、11世紀~12世紀ごろに約3600kmもはなれたマルケサス諸島から大航海をして、イースター島にやってきました。

この記事は講談社の動く図鑑MOVE「世界の探検」「世界遺産」から一部抜粋したものです。
どうやってつくったの?

やわらかい凝灰岩の岩山を、玄武岩などのかたい石でできた器具でけずって切りだしていました。切りだされたモアイは、木のそりなどで設置する場所まではこばれます。ねかせたモアイの下に丸太を差しこんで、てこの原理でもちあげ、下にできた空間に石を積みかさねていき、モアイを起こします。

最後に、頭にロープをまいてひっぱって立たせていたと考えられています。
講談社の動く図鑑MOVE「世界の探検」より
モアイ像はなんのために作られたの?

集落の守り神として、かつての偉大な首長や村長などをかたどってつくられたと考えられています。一部のモアイは海のほうを向いていますが、ほとんどは集落を見守るように立っています。また、いまはなくなっていますが、白いサンゴと赤い石でつくられた目がはめこまれていて、「マナ」というふしぎな力が宿ると考えられていました。

モアイは17世紀ごろまでつくられていました。その後、内乱や環境破壊などが原因で古代文化はほろびます。
なぞの絵文字、ロンゴロンゴを発見!

19世紀に、絵文字の書かれた板が発見されました。ロンゴロンゴとよばれるこの絵文字は、なぞが多く、いまだに解読されていません。ラパ・ヌイ人が使っていたと考える人もいますが、多くの言語学者や歴史家は、ロンゴロンゴは文字ではなく、航海術や天文の知識を覚えるためにつくられたものではないかと推測しています。

世界にはふしぎに満ちた遺跡がたくさん!

講談社の動く図鑑MOVE「世界遺産」より
石の巨人の島「イースター島」「ナスカの地上絵」、アンデス山脈の天空都市「マチュ・ピチュ」、手形のアート「クエバ・デ・ラス・マノス」など、世界にはふしぎな遺跡がたくさんあります。

まだまだわかっていないことも多く、謎がいっぱいの遺跡をみんなも研究してみよう!

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