【低利用魚】って知ってる? 実は美味しいことを知られていない魚がいっぱい!
MOVEラボ研究員助手のはるきが 第5回「低利用魚についてのワークショップ」をレポート!
2025.01.09
【低利用魚とは】
サイズが規格外だったり、一般に知られていないから買われないといった理由で、流通しづらい魚介類のことです。日本の漁獲量が減少している中、かなりの量の低利用魚が廃棄となってしまっています。「低利用魚」を積極的に活用することで、日本漁業の活性化も期待できます。今回は低利用魚について、みんなで考えました。
さかなクンによる「低利用魚」についての講義
そこでクロダイなどの低利用魚をはじめ、各地域の地魚を美味しく食べようと、「Fish-1グランプリ」というものが開催されました。そこでは、クロダイの身をなめろうに、皮はチップス、アラは出汁にするなど、クロダイを余すことなく利用した料理があったそうです。クロダイは本当は食べてみたら美味しいのですが、マダイのように体が赤くないためにお祝いの場で使えないからあまり人気がないそうです。しかし、釣り人にはとっても人気があります。
今は「低利用魚」とされている魚も、みんながすすんで食べるようになると、漁業に携わる方たちも漁のやり甲斐が増すのではないかと思いました。サメやエイやウツボ、いろんなものが食用として美味しく食べれるので、さかなクンは「いつもは食べないお魚を魚屋さんで探してみたり、魚釣りをしたりして探してみてください」とアドバイスをしてくれました。
クロダイってどんなお魚?
クロダイの見分け方についての説明が特に面白かったです。側線より上の背鰭棘条部中央下の横列鱗数は5.5枚以上だそうです。みんな呪文のように「せびれ きょくじょうぶ ちゅうおうか そくせんじょうほう」と口に出して覚えていました。面白かったし、勉強にもなりました。
さかなクンの講義で食べられるだけではなく、とても美味しいと知ることができました。さかなクンの講義はとてもわかりやすくて知識とユーモアがいっぱいで、隊員たちはさかなクンの話に興味津々、イキイキしていてみんなが楽しそうでした。僕も将来さかなクンのように、自分の専攻分野についていろんな人に真剣に聞いてもらえるような研究者になりたいです。