
【中学生のカナダ短期留学レポ】自然科学好き必見!極寒のオタワで過ごした3ヵ月のリアル体験記
MOVEラボ研究員・助手のはるきが中3で行った海外留学を完全レポ!
2025.10.13
カナダ留学をレポート! 短期留学を考える中学生は必読!

カナダ自然博物館にて。
生きものや自然科学が大好きなMOVE読者の代表であるMOVEラボ研究員のはるき(高1/大阪府在住)が、中学3年生の冬に短期留学でカナダのオタワへ。その留学経験を持ち物から、学校の様子まで余すことなくレポートします。これから留学を考える中高生、必見です!
〈学校のターム留学制度〉とは?
僕の学校には中3や高1のタイミングで、希望者によるターム留学制度が設けられています。イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、そしてカナダと行き先は自分で選べます。
事前に学校で何回か説明会や教師との英会話での面談もあり、学校から許可をもらえたら3ヵ月公欠扱いで留学できます。現地の担当エージェントとの打ち合わせはzoomで何回かあり、留学までの心構えや準備のこと、留学してからの生活のことを聞くことができます。![]()
目次
\\DVDには小林快次先生も登場!//
最新恐竜図鑑!
なぜカナダに留学したかったのか
1月中旬から4月中旬の3ヵ月間、カナダのオタワにターム留学に行きました。
中学に入学する前から留学してみたいとずっと思っていたので、学校の留学制度を利用して、中学3年生のタイミングで行ってきました。
留学する国はいくつか候補がありましたが、自分の中では最初からカナダ一択でした。なぜかというと、カナダは恐竜の化石がたくさん発見されているので、カナダの博物館に行ってみたいと思っていたからです。それと、カナダはさまざまな国にルーツがある人が多く、より「世界」を感じられそうなこと、英語での会話が比較的ゆっくりで聞き取りやすく、コミュニケーションが取りやすいと聞いたことも理由の一つです。
また、大阪に住んでいたら経験できないような極寒の土地で生活してみることもかなり魅力的でした。カナダには同じ学校から8名が行くことになりました。
中学に入学する前から留学してみたいとずっと思っていたので、学校の留学制度を利用して、中学3年生のタイミングで行ってきました。
留学する国はいくつか候補がありましたが、自分の中では最初からカナダ一択でした。なぜかというと、カナダは恐竜の化石がたくさん発見されているので、カナダの博物館に行ってみたいと思っていたからです。それと、カナダはさまざまな国にルーツがある人が多く、より「世界」を感じられそうなこと、英語での会話が比較的ゆっくりで聞き取りやすく、コミュニケーションが取りやすいと聞いたことも理由の一つです。
また、大阪に住んでいたら経験できないような極寒の土地で生活してみることもかなり魅力的でした。カナダには同じ学校から8名が行くことになりました。
留学するまでの準備

カナダの冬は防寒対策がマスト!
何を持っていったら良いのかまるで分からずでしたが、3ヵ月も海外に行くからには、と真剣に考えました。とはいえ持っていける量も決まっているので、とりあえず最小限にして、困ったら現地で調達することにしました。
ただ、防寒具(ダウンジャケット、手袋、インナー)だけはしっかり持っていきました。常備薬も3ヵ月分準備をしました。薬は持ち込むときに説明ができるように、医者に英語で成分の説明を書いてもらいました。さらに、カナダへ留学する未成年には必ずカストディアンという現地の後見人が必要らしく、出国する前に両親に日本の公証役場で宣誓書類を作成してもらいました。
携帯はeSIMを利用し、カナダの電話番号を取得しました。必要かわからなかったのですが、結果ホストマザーとのやりとりはSMSと電話を使ったので、カナダの電話番号を作って良かったです。Wi-Fiはホストファミリーの家のものを使わせてもらっていました。
お金は、カナダは日本よりもキャッシュレスが進んでいて、現金を使うことはほぼありませんでした。日本でプリペイドカードを作ってチャージして持っていき、残高が少なくなれば親にチャージしてもらう、といった感じで使っていました。
あとは、友だちができたら配ろうと、日本のお菓子やお箸を100円ショップでたくさん買って持っていきました。
ただ、防寒具(ダウンジャケット、手袋、インナー)だけはしっかり持っていきました。常備薬も3ヵ月分準備をしました。薬は持ち込むときに説明ができるように、医者に英語で成分の説明を書いてもらいました。さらに、カナダへ留学する未成年には必ずカストディアンという現地の後見人が必要らしく、出国する前に両親に日本の公証役場で宣誓書類を作成してもらいました。
携帯はeSIMを利用し、カナダの電話番号を取得しました。必要かわからなかったのですが、結果ホストマザーとのやりとりはSMSと電話を使ったので、カナダの電話番号を作って良かったです。Wi-Fiはホストファミリーの家のものを使わせてもらっていました。
お金は、カナダは日本よりもキャッシュレスが進んでいて、現金を使うことはほぼありませんでした。日本でプリペイドカードを作ってチャージして持っていき、残高が少なくなれば親にチャージしてもらう、といった感じで使っていました。
あとは、友だちができたら配ろうと、日本のお菓子やお箸を100円ショップでたくさん買って持っていきました。

100均のお菓子もたっぷり!
いざ出発! まずはトロントへ!

伊丹空港にて。
カナダ留学のスケジュールをざっくり説明すると、まずは1週間、トロントの語学学校で同じ学校の8名が一緒にカナダについて勉強します。その後、オタワへ移動し、全員バラバラの学校に行き、1人ずつホームステイ。
この留学制度を利用したいと思った理由は、1人でホームステイし、1人で学校に通うことができること。せっかく行くなら1人でいろいろなことにチャレンジしてみたかったので、親や友だちと離れて1人で生活できるこの制度はとても魅力的でした。
この留学制度を利用したいと思った理由は、1人でホームステイし、1人で学校に通うことができること。せっかく行くなら1人でいろいろなことにチャレンジしてみたかったので、親や友だちと離れて1人で生活できるこの制度はとても魅力的でした。

辺り一面の雪景色!
大阪伊丹空港を出発して約12時間。トロントに着いた瞬間は、寒さに驚きました。なんとマイナス18度。道路は除雪されていましたが、周りは雪ばかり。大阪はほとんど雪が降らないので、雪の中で過ごすのは初めてでした。
実際には、カナダの空港に到着して建物から出たときには「寒く」より「痛く」感じました。防寒対策万全で行ったはずなのに顔の肌が出ていたところに何か突き刺さったような痛さを感じました。友だちも「これ生きていけるんかな」とずっと言っていました。でも1週間いればすぐに慣れました。このときは日本に帰ったときにどれぐらい暖かいのかすごく楽しみでした。
実際には、カナダの空港に到着して建物から出たときには「寒く」より「痛く」感じました。防寒対策万全で行ったはずなのに顔の肌が出ていたところに何か突き刺さったような痛さを感じました。友だちも「これ生きていけるんかな」とずっと言っていました。でも1週間いればすぐに慣れました。このときは日本に帰ったときにどれぐらい暖かいのかすごく楽しみでした。

川が凍っている!
いよいよ1週間の語学学校がスタート。語学学校ではカナダのことや、英語でのコミュニケーションの取り方、カナダの学校生活のこと、ホームステイ先での生活の方法を教えてもらいました。
語学学校の先生が午後からトロント観光の散策に連れていってくれたり、みんなで野外スケートリンクに遊びに行ったり、ショッピングモールでの自由時間があったり、最後にはナイアガラ観光もさせてくれました。
最初の1週間は観光を混じえつつ、カナダの生活に慣れる期間といった感じでした。
語学学校の先生が午後からトロント観光の散策に連れていってくれたり、みんなで野外スケートリンクに遊びに行ったり、ショッピングモールでの自由時間があったり、最後にはナイアガラ観光もさせてくれました。
最初の1週間は観光を混じえつつ、カナダの生活に慣れる期間といった感じでした。

カナダの街
カナダの街並みはとても綺麗で、まさに映画に出てくるような街並みでした。日本で何回も観に行っている『ライオンキング』のシアターも見つけました。とても観たかった……。

スケートリンクも!
トロントのNathan Phillips Square には有名な屋外スケートリンクがあります。語学学校の先生が連れていってくれたので、人生初のスケートも体験しました。楽しすぎて、トロント滞在中にもう1回行って、2回目には滑れるようになりました。
日本でローラースケートをしたことがあったので、スケートも行けるかなと思いましたが、最初は本当に立つのも難しかったです。でも、歩いたり滑ってみたりしているうちに、周りの人と同じくらいには直線に滑ることはできるようになりました。曲がるのは難しかったけれど、最高に楽しかったのでまたやりたいなと思います。
日本でローラースケートをしたことがあったので、スケートも行けるかなと思いましたが、最初は本当に立つのも難しかったです。でも、歩いたり滑ってみたりしているうちに、周りの人と同じくらいには直線に滑ることはできるようになりました。曲がるのは難しかったけれど、最高に楽しかったのでまたやりたいなと思います。
冬のナイアガラ
一日だけ、ナイアガラ観光に行きました。冬のナイアガラの滝はテレビでよく見るナイアガラのイメージとは全く違い、圧巻の景色でした。

大迫力のナイアガラ!
寒すぎて水飛沫があちこちで凍っていて、滝の水の量も多く、ものすごい音がしていましたが、とても綺麗で神秘的でした。
暖かい時期のナイアガラの風景が有名だと思いますが、ぜひ冬のナイアガラも見て欲しいです。滝を見るための展望台の手すりにとても大きいつららができていたり、分厚すぎる氷がくっついていました。テレビで何回も見たことがあったけれど、自分の目で実際に見られてよかったです。本当にすごい迫力でした。
暖かい時期のナイアガラの風景が有名だと思いますが、ぜひ冬のナイアガラも見て欲しいです。滝を見るための展望台の手すりにとても大きいつららができていたり、分厚すぎる氷がくっついていました。テレビで何回も見たことがあったけれど、自分の目で実際に見られてよかったです。本当にすごい迫力でした。
オタワでのホームステイと学校生活
1週間トロントの語学学校でカナダでの生活のことやコミュニケーションを学びを終え、オタワへ移動しました。ここからはいよいよ学校の友人たちとも離れ、日本人は僕ひとり、ホストファミリーとの生活となります。

いよいよオタワへ
オタワはトロントよりさらに寒く、着いた日はマイナス25度‼︎ トロント以上に街中は雪で覆われていて美しい景色でした。僕が過ごした2月〜3月は毎日マイナス20度からマイナス30度の世界。

ホストマザーと合流!
オタワの空港からバスでホストファミリーの家へ向かいました。日本にいるときにホストマザーに連絡をしメールでやり取りをしていましたが、初めて会って直接挨拶をすると、とても温かく迎えてくれました。
ホストマザーがアイスホッケー観戦が好きらしく、初めての週末にはアイスホッケーの試合を見に連れていってくれました。家には大きい犬が2匹いて、着いたときからすぐ懐いてくれて、散歩に行ったりしてずっと可愛がっていました。
ホストマザーがアイスホッケー観戦が好きらしく、初めての週末にはアイスホッケーの試合を見に連れていってくれました。家には大きい犬が2匹いて、着いたときからすぐ懐いてくれて、散歩に行ったりしてずっと可愛がっていました。

かわいいホストファミリーの一員
ホストマザーは本当に優しくて何回もアイスホッケーの試合に連れていってくれました。そのうちの1回はとても大きなアイスホッケーの試合で、とても盛り上がりました。ホストマザーは料理がとても上手で、特大のお肉を焼いてくれたり、お昼のお弁当を作って持たせてくれたり、タコライスのようなものを作ってくれたときは特に絶品だったので、思わず「美味しい!」と伝えると喜んでくれました。一生に一度の経験だと思うのでとても感謝しています。
僕は犬を飼ったことがないので、犬2匹との生活もとても楽しかったです。一緒に散歩に行くのが癒やしでした。出発前の説明会で、どんなホストファミリーにお世話になるかはわからない、自分に合う合わないもある、週末に全く出かけない家もあるし、ご飯が合わない家もあるけど、それも経験、と聞いていました。
僕の場合はホストマザーが本当に親切で、料理も上手で、仕事から帰ってきてからや週末は僕との会話や時間を大切にしてくれていることがよくわかって、とてもありがたかったです。
僕は犬を飼ったことがないので、犬2匹との生活もとても楽しかったです。一緒に散歩に行くのが癒やしでした。出発前の説明会で、どんなホストファミリーにお世話になるかはわからない、自分に合う合わないもある、週末に全く出かけない家もあるし、ご飯が合わない家もあるけど、それも経験、と聞いていました。
僕の場合はホストマザーが本当に親切で、料理も上手で、仕事から帰ってきてからや週末は僕との会話や時間を大切にしてくれていることがよくわかって、とてもありがたかったです。