さかなクンと学ぶ【もったいない魚】の魅力! 親子で学びたい「海の資源を守る」ための方法

『さかなクン探究隊 2025』活動レポート第4弾 (2/2) 1ページ目に戻る

「低利用魚と魚食普及」についてのお話の感想は?

むぅちゃん

3人の「低利用魚と魚食普及」についてのお話はどうだった?

ひかる(小5)

吉川さんがつけていた、“いいなクン”ヘアアクセサリーやサコッシュ、馬田さんの肩にのった、ウマヅラハギがかわいくて印象にのこっています。

“馬”田さんだからウマヅラハギなんだよね?

さかなクンは、目の前でいろいろな魚を実際に見せてくれながら、お話をしてくれたので、とっても楽しくて引き込まれました。

むぅちゃん

“いいなクン”って?

ひかる(小5)

みんながたくさん魚を食べたり、魚のことを意識できるように、水産庁が毎月3~7日を「さかなの日」としたそうです。それで、そのシンボルマークが、“いいなクン”で、なんとさかなクンが名前をつけたんだって。

それと、全国プライドフィッシュの話を聞いて、家に帰ってホームページを調べてみました。
ぼくの住む山梨県のプライドフィッシュは何かな~と見てみたら……
なんと! 海なし県は、対象外でした(涙)。灰色でした。さみしい。海なし県バージョンも作って下さい! 淡水魚もおいしいよ。

さかなクンが命名した「いいなクン」。

むぅちゃん

そういちろうくんは、お話を聞いてどうだった?

そういちろう(小4)

ウマヅラハギが以前は低利用魚だったなんて初めて知りました。
ぼくの低利用魚図鑑にものせているニギスが、低利用魚として登場していました。ニギスは、ぼくの住んでいる地域(兵庫県北部)ではよく食べられている魚です。学校の給食に出ることもあります。さかなクンの話を聞いて、ぼくの地元では当たり前のように食べられている魚が、東京では低利用魚になっていることを実感しました。

魚の話を聞いているとだんだんおなかがすいてきて、次の調理体験が気になってきました。ぼくはとなりの席の隊員と何の魚をさばくか予想していて、エイをさばくような予感がしていました。なので予想が当たってびっくりしました。

さかなクンが、アカエイは煮こごりもフライもバター焼きもおさしみもかん臓(煮付ける)もおいしいと教えてくれました。ぼくは図鑑を作るために今低利用魚を集めていて、家の冷凍庫にアカエイが三尾ねむっているのを思い出しました。家に帰って早くさばくぞー! と思いました。

低利用魚の調理体験はどうだった?

むぅちゃん

おまちかねの低利用魚の調理体験。メニューを教えて。

ひかる(小5)

ニギスのつみれ汁、ヒラメの和風ムニエル、アカエイのから揚げ、そして、おにぎり。

むぅちゃん

自分で調理してみてどうだった?

ひかる(小5)

めちゃめちゃおいしかった!!! 初めてお魚を包丁で切りました。結構ムニムニしていて切りにくかったです。

つみれもはじめて自分でつくりました。お母さんがつくるものより美味しくできたんじゃないかな! 白いごはん、もっと食べれました!

そういちろう(小4)

アカエイもニギスもヒラメも、全部食べたことがある魚だったけれど、つみれやムニエルの味つけが今まで作ったことのあるものとちがって、いちばんおいしかったです!

今回教えてもらったレシピをほかの魚でもためしてみたいです。とくにおいしかったのはヒラメ。身を見たときに全然血が回っていなくて、鮮度がいいなぁ、と思いました。なんとその理由は、網の中でヨコエビが内臓やエラを食べたからだというのがおどろきです。さかなクンがお話の中で教えてくれました。

さかなクンによる「被災地のお魚事情や低利用魚について」の講義の感想は?

“Happyギョ食” 低利用魚体験ワークショップの締めくくりは、さかなクンによる「被災地のお魚事情や低利用魚について」の講義でした。

むぅちゃん

さかなクン講義を聞いて感じたこと、印象に残っていることなど教えて!

ひかる(小5)

エビスヒラメの話と、アマゾンでナマズがカンディルに食べられちゃった話がおもしろかったです。しかもそれがちゃめちゃ美味しいなんて、不思議だなと思いました。

それと、さかなクンが「お魚を食べられるのはあたりまえじゃない、感謝の心を忘れずに」、と言っていたことがとても印象に残りました。

今回は実際にお魚を見れたし、触れたし、食べれたし、いろいろなお魚の話を聞きながら想像できたし、とても楽しかったです。

そういちろう(小4)

ぼくの探究テーマは低利用魚だけど、今回初めて知ったことがたくさんありました。さかなクンは物知りだなぁとあらためて思いました。

まず、養殖のヒラメの腹にまだらもようが出ることがあって、その場合値段が下がることに驚きました。魚は見た目がかなり重視されるんだなと思いました。ちなみに、ぼくは地元の水族館でそのようなヒラメを見たことがあります。

つぎに、魚はどんな漁法でとれたかで値段が変わることにもびっくりしました。ぼくはもりつきでついた部分によって、魚の値段が高くなったり、場合によっては捨てられたりすることは知っていたけど、このことは知りませんでした。

あと、おいしいサメは特定の種類だけじゃないことです。ぼくはサメはさばいたことがなかったけど、今度チャンスがあれば挑戦してみようと思いました。

また、さかなクンの話を聞いて、深い所からつり上げられた魚を海にかえしても、やはり死んでしまうんだなと思いました。ぼくはすてられる魚たちがもったいないし、かわいそうだと思ったから低利用魚の探究を始めたので、この探究はやっぱりやる意味があるなと感じました。

さかなクンが言っていたように、今当たり前に食べられる魚に感謝をすること、低利用魚も食用として重要な魚種も区別せず食べていくことが大切だと思いました。

探究隊員のお母さんの感想も聞いてみよう!

ひかる母

「お魚を食べること」に、想像以上にたくさんの人が関わっていることを知って、びっくりしたと同時にとても感動しました。

これまでは、スーパーで「今日もサバでいっか」と何も考えずカゴに入れていましたが、第4回の講義を聞いてからは、サバがスーパーにくるまでの過程を想像したり、いつもと違う魚はいないかな?と魚コーナーをうろうろしたりしています。

我が家でも「さかなの日」を作りました。できることから私もやっていこうと思いました。

第4回は、子どもたちもお互い慣れてきてとてもいい雰囲気で過ごせていたと思います。好きなことを話し合ったり、夏休みの体験を話したり、微笑ましい瞬間がたくさんありました。

さかなクン探究隊2025も、もう折り返しと思うと少しさみしく思いますが、全力で楽しんでいこうと思います。

そういちろう母

調理体験の際は、同じ魚料理を作るにしても家とやり方や味付けが微妙に違っており、新鮮だったようです。料理教室の先生方が優しく温かく接してくださったおかげで、楽しく調理ができていました。

さかなクンが少しでも多くの知識を子どもたちに伝えようとしてくださっているのがすごく伝わりました。夏休みにコツコツ探究をがんばっていた息子でしたが、低利用魚についてまだまだ知らないことも多いことに気付けたようです。

今回のプロジェクトを通して、今後挑戦してみたいことや探究に取り入れたいことなどが色々見えてきたようで実り多い回になったと感じています。特にサメは、私がインターネットの情報だけであまりおいしくないイメージをもっていたのですが、今回のお話を聞いて今後は挑戦させてやりたいと思いました。

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