
レッドリストの美麗種「キバネツノトンボ」の正体とは! 中学生昆虫博士が採集レポート
MOVEラボ研究員助手しんご「ボクの、観察・研究日記」vol.7
2026.04.12
昆虫から化石まで! 研究者顔負けの観察眼を持つ中学生がレポート!
工藤真悟
「講談社の動く図鑑MOVE」の中学生研究員、工藤真悟(くどうしんご)です。昆虫や化石、鉱物など、生きものと自然が大好きなボクにとって、「フィールドワーク」は命! 今回は、レッドリストに指定されている珍種の美麗種「キバネツノトンボ」の採取を目的に、埼玉県の荒川河川敷へ。
昆虫採集は、事前のリサーチや工夫が成功を左右します。「キバネツノトンボ」が生息できる河川敷の環境や、雄雌の違い、面白い生態を記録した実体験のレポートをお届けします。
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「キバネツノトンボ」を見つけに荒川河川敷へ
そんなキバネツノトンボはなんとトンボの仲間ではありません。では何の仲間かというとウスバカゲロウ(アリジゴクの成虫)の仲間なのです。幼虫はヤゴではなく蟻地獄のような見た目をしているというのですが……僕はまだ見たことがありません。
観察記
この日は良く晴れていて、長袖では暑いくらい暖かかったです。当日、10時くらいに本命の河川敷につきました。すると、早速キバネツノトンボが飛んできました。案外飛ぶのが早かったですが、無事にネットイン。腹部の端に輪っかがあるのが雄です。採集した個体は雄でした。キバネツノトンボは雄が雌をその輪っかで捕まえて交尾するという面白い生態を持っています。しかし交尾は見られませんでした。
雌より先に雄が発生するらしく、僕が行ったときは雄の発生ピークだったようなので産卵や交尾を見るにはもう少し遅い時期のほうがよいかもしれません。2026年は多くの虫の発生が早いようなので例年よりも早めに行っても多くのキバネツノトンボが羽化していると思います。
時期が合えば大量のキバネツノトンボが飛んでいるのでものすごく楽しいと思います! また、キバネツノトンボがいるような河川敷はかなり環境が良く、生息地が限られているギンイチモンジセセリや多くのハムシ、ナガタマムシ、オトシブミなども観られるので採りに行くとキバネツノトンボがいなくてもかなり面白いと思います。
採集結果
キバネツノトンボ ♂2♀1
ギンイチモンジセセリ ♂1♀1
アオバアリガタハネカクシ
クロホシツツハムシ
ヤツボシハムシ
ムネアカナガタマムシ
ダンダラチビタマムシ
ナミガタチビタマムシ
ヤツボシツツハムシ
オトシブミ
ムシクソハムシ
など小さい甲虫たくさん![]()
写真・文/工藤真悟
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