
都会で「ヒラタクワガタ」を見つけるコツ!中学生昆虫博士が採集レポートを大公開
MOVEラボ研究員助手しんご「ボクの、観察・研究日記」vol.8
2026.04.29
昆虫から化石まで! 研究者顔負けの観察眼を持つ中学生がレポート!
工藤真悟
「講談社の動く図鑑MOVE」の中学生研究員、工藤真悟(くどうしんご)です。昆虫や化石、鉱物など、生きものと自然が大好きなボクにとって、「フィールドワーク」は命! 今回は、ヒラタクワガタを都内で採集する際のポイントを解説。
昆虫採集は、事前のリサーチや工夫が成功を左右します。ヒラタクワガタの生息場所や環境、採集できる時期や飼育する際の注意点など、実体験のレポートをお届けします。
MOVE「昆虫 新訂版」を
Amazon・楽天ブックスで見る

大型のヒラタクワガタを採集できるかも!
採集できる時期や場所は?
東京23区などの都会でも、樹皮めくれやウロ、根元の穴などがあるクヌギやコナラがあるような公園であれば見つかるかもしれません。また、大きい河川の河川敷に生えているヤナギやオニグルミなどの木から採集したり、冬に河川敷に落ちている朽ち木を割ることで成虫も幼虫も採集したりすることができます。意識して探してみると近所の公園や河川敷でも見つけられるかもしれません!
僕も普段は家から15分くらいのところで採集しています。暖かいところに多い種なので、東北のほうだと関東や関西に比べてとても少ないですが、関西は他の地域に比べると多く、とてつもない量のヒラタクワガタが採集できるそうです。
採集記 6月13日
光を当てるとすぐウロの中に逃げてしまうため、ウロや樹皮めくれの中からピンセットや引っ搔き棒を使って搔き出すとよいです。よくヒラタクワガタが入っているウロは樹液の甘い独特なにおいがしてなおかつある程度大きいウロです。昼の間にコクワガタが入っているウロは期待大かもしれません。
ヒラタクワガタのあまり大きくない個体はつやつやなので、大型個体のつや消しとはまた別の良さがあります。このウロにはいませんでしたが、雄がウロに入っているとメスも一緒に入っていることがあります。1匹採集しても注意深くウロの奥を見ましょう。
19時目前になったところで、別の木には根元の部分に大きなお尻が見えました! ヒラタクワガタはウロだけでなく木の根元の樹液が出ている部分にもいることが多いようです。お尻をつかんで引っ張り出すと、とても大きい雄! 家に帰って計ると54ミリありました。生きている状態で50ミリ以上のヒラタクワガタを捕まえたのは人生初です。関西だと50ミリ台は普通だそうですが、関東だと50ミリ台の個体は少ないのでとても嬉しいです。
一時間程度の採集でしたが、この日はたくさんのウロを回って多くのヒラタクワガタを観察することができました。一度ヒラタクワガタを採集したウロでも少し時間を置くと別の個体やコクワガタが入っていて楽しかったです。また、樹液にノコギリクワガタも集まっていました。スズメバチも多かったので、採集するときは刺されないように気を付けてください。
飼育するときの注意点
ぜひ大型のヒラタクワガタを取ってみてください!
写真・文/工藤真悟
〈MOVEラボ研究員とは?〉
MOVEラボ研究員は、厳正な選考によって選ばれた、生きものや自然科学に興味のあるMOVE読者の代表です。研究員は、MOVEラボの活動に参加し、フィールドや博物館、動物園などをリアルに楽しみます。また、ラボの研究員は、自分たちの研究レポートをMOVEラボのサイト上で発表します。
メンバーは現在22名! 中学生以上は「助手」として活動しているよ!
https://lab.zukan-move.kodansha.co.jp/researchers![]()
さまざまな種類の昆虫を掲載しているよ!




























































