玩具のカメラマンの仕事とは?「DXドンオニタイジン」カメラマンを直撃!

「DXドンオニタイジン」をさらに深く知る、担当者インタビュー第2弾!

テレビマガジン編集部

「DXドンオニタイジン」の撮影

それでは、「DXドンオニタイジン」は大人向け商品のアプローチで撮影したのでしょうか?

柴田
子ども向けの商品の場合は、わかりやすく全体が見えるように写真を撮ることが多いです。ただ、今回は超合金魂のように、塗装の色を綺麗に出したり、キジロボタロウのクリアパーツをギラギラに見せようといったアプローチで撮影をしました。陰影は少し強めで、塗りの差などの違いを出しつつ、強烈にインパクトが出るような写真にしました。

また、ロボの画像は基本的に下からあおって撮ることが多いのですが、「DXドンオニタイジン」はあおりで撮ると特徴的な両肩のキジロボタロウが隠れてしまうので、逆に上から撮影しています。

初めて「DXドンオニタイジン」を見たときに、直感的に感じたことはどんなことでしたか

柴田
二刀流の武器をかっこよく構えているところを見せたいな、というのが大きかったですね。今までのロボだと、両手を上げただけで終わってしまうことが多かったのですが、「DXドンオニタイジン」は武器の持ち方、手首の位置、腕の角度などを結構自由に動かせたので、そこを活かしつつ。

ただ、剣の裏は肉抜きされていてそこはあまり見せないようにしたいので、ポーズは多少限定されてくるんですけどね。それを踏まえた上で、迫力を出してあげたいなと。普通にデザインがかっこよかったので、これをやってあげるだけでも今までと違う見せ方でができたと思います。

ポージングもカメラマンさんが決めているのですか

柴田
今回は寺野さんと話し合いながら決めました。

寺野
撮影をするときに、ポージングまでやりたい担当と、カメラマンさんに任せる担当がいて、その割合は担当とカメラマンさんの関係性で様々です。

バンダイのHPに合体途中を表現した写真が掲載されていますが、この写真は合成でしょうか?

柴田
背景は合成していますが、一発撮りの写真です。反射を防ぐために、地面から距離を置いた所にガラスの台を置き、その上に各ロボを寝かせて置いて撮りました。頭の方を手前に、脚を奥に置いて上から写真を撮り、後から画面をひっくり返すとこのようになります。
合体シーンをイメージした柴田さんの写真  ©テレビ朝日・東映AG・東映

オススメのおもちゃの写真の撮影方法やコツを教えてください

柴田
ロボもヒーローも同様なのですが、足元から見上げるようにあおって撮影するのが僕らの基本ですね。実物のロボのスーツとかも、ロボが台の上に乗って僕らはその下から撮るんですよ。おもちゃも、台の上に置いて下から撮影するといい感じになるんじゃないかと思います。
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