あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月30日」(1973年)。
かつてヤプールに母星を滅ぼされたサイモン星人の子どもを保護したTAC。そこに、ヤプールの残党がジャンボキングを出現させる。しかし、すべてはヤプールの卑劣な罠だった。ウルトラマンA最後の戦いがはじまる!
宇宙人の子どもを保護した北斗たち
サイモン星人の子どもはウルトラマンごっこをする少年たちにいじめられていた。北斗はいじめている少年たちに「ウルトラ兄弟は弱いものいじめはしない。何もしない宇宙人の子どもを訳もなくいじめたりはしない」と𠮟る。
サイモン星人の子どもを保護し、帰還するTAC。しかし、突然ヤプールの残党の声が響き、以前Aに倒された4体の超獣・超人の怨念を合体させてジャンボキングを作り出した。北斗はサイモン星人の子どもを逃がすが足を負傷してしまう。そこにサイモン星人の子どもをいじめていた少年たちが現れ、北斗たちを自分たちの秘密基地に案内した。
少年のうちのひとりは医者の息子で、秘密基地の救急箱で北斗に応急手当てをする。北斗は、宇宙人の名前はサイモンだと教え、少年たちはサイモンに謝罪。仲直りをした。
すると、秘密基地の無線がヤプールの声をひろう。ヤプールはサイモンを引き渡すよう要求してきた。少年たちはサイモンを渡さなければ街を破壊するというヤプールの脅しに屈せず、サイモンをかくまうことにする。
北斗が出かけようとすると、サイモンは負傷していた北斗の足に光線を浴びせ、動けないようにした。少年は、サイモンは北斗を心配して、ここにいてほしいと思っているのだと言うが……。