2月24日 ウルトラマンメビウスにデスレムが仕掛けた人質作戦とは?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月24日(2007年)

テレビマガジン編集部

この星は、守るに値する星

ミライと市民のやり取りはその場にいた記者に取り上げられ、GUYSを非難する新聞記事が書かれてしまう。それを、街の電気店の店主が「勝手なことを書きやがって」と不愉快そうに見ていた。ミライは、クルーが絶望的だと報じられたときは悲しんでくれたのに、生きて人質になっていることがわかると非難をはじめた人間に疑問と悲しさを感じていた。

一方、フェニックスネストではサコミズ隊長が、デスレムの目的は、自分たちのせいで戦うことができないメビウスを見せつけて、人間とメビウスの信頼関係を壊すことだと気づいていた。隊員たちは覚悟を決め、自分たちのことはいいから戦え、というメッセージをメビウスに発信することになる。しかし、通信は遮断されているため、あらゆる周波数の電波を発信することで、誰かがそれをキャッチしてくれることに賭けるのだった。

翌日、悩むミライのもとに郷がやってきた。ミライは、もし仲間を助けられなかったら、自分自身と人間を許せないかもしれない、こんなことを考える自分が怖い、と打ち明けた。しかし郷は、それでいいと言う。

人間の強さも弱さも、美しさも醜さも知らなければ、人間や地球を愛することはできない。これまでにウルトラ兄弟たちは、地球が守るに値する星だと信じて戦い続けてきた。そして今の地球の未来は、ミライと地球に生きる人間に託されている、と郷自身の思いを伝える。

そして、デスレムが再び出現。デスレムは、捕らえているフェニックスネストを人間たちにも見えるようにすると、市民たちは「なに捕まってるんだ! 恥を知れ!」とGUYSに罵声を浴びせる。しかし、デスレムの攻撃が街を襲うなか、電気屋の店主がフェニックスネストからの通信を受信してテレビ局に連絡。

テレビ局は避難の準備をしていたが、報道クルーたちは、危険を冒して、戦闘地域である電気店に向かう決意をする。そして、彼らはリュウ隊員の「俺たちのことにはかまわず、街の人々を守って戦ってくれ」というメッセージをメビウスに届けた。

GUYSの言葉を聞いた市民たちは自分たちの発言を反省し、メビウスの応援をはじめた。メビウスはデスレムに反撃。するとデスレムはフェニックスネストを攻撃するが、そこに郷が変身したウルトラマンジャックが登場! 四方から出現するデスレムの火球からフェニックスネストを守った。火球は人々にも向けられるが、ジョージがメテオールショットでキャプチャーキューブを発射し、バリアーフィールドを展開して攻撃を防ぐ。

メビウスはバーニングブレイブになり、メビュームバーストをデスレムに命中させる。さらにジャックもスペシウム光線を繰り出し、ついにデスレムは撃破された。
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