2月23日 ウルトラマンA オオサンショウウオが超獣に変貌!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月23日(1973年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月23日」(1973年)。
ハンザギランと戦うウルトラマンA  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1972年4月7日より放送が開始された『ウルトラマンA』は、怪獣を超える怪獣である「超獣」を送りこむ異次元人ヤプールと戦うため、超獣攻撃隊TAC(タック)の隊員となった北斗星司と南 夕子がウルトラタッチでウルトラマンAに変身。夕子が月星人の仲間のもとへ帰った後は、北斗が一人で変身し、必殺のメタリウム光線や、バーチカルギロチンをはじめとした多彩な切断技などを駆使して、超獣を次々と撃破していく。

日原村に超獣・ハンザギランが出現し、TACは現場に向かった。そこで北斗たちは、孤立し鍾乳洞で暮らしている坂上老人と孫娘のサユリと知り合う。しかし、ハンザギランの正体は、彼らが飼っている、オオサンショウウオの「庄兵衛」が変貌したものだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ハンザギランが出現

1973年2月23日は『ウルトラマンA』第47話「山椒魚の呪い!」が放送された日です。超獣出現の連絡を受け、TACは日原村に急行した。しかし、超獣はすでに姿を消しており、村人によると、オオサンショウウオの化け物が暴れて村の馬や牛を食べてしまったらしい。

調査のなかで、北斗は気を失っている少女を助けた。その少女・サユリは祖父と、村から離れた鍾乳洞で暮らしているらしい。鍾乳洞に案内された北斗たちは、サユリの祖父の坂上老人に、オオサンショウウオの化け物が村を破壊したことを知らせる。しかし、かつて私財を投げうってまでオオサンショウウオの保護活動をしていた坂上はそれを聞いて「村の奴らに、やっとバチが当たった」とうれしそうに笑い出した。

かつて日原村には、オオサンショウウオがたくさん生息していたが、村人が除草剤や農薬を撒いたことで1匹を残して絶滅してしまったらしい。北斗は、その生き残りで庄兵衛と名付けられ飼育されているオオサンショウウオを疑うが、サユリは庄兵衛はおとなしく、笛を吹くと言うことを聞いてくれると北斗の推測を否定する。
坂上たちが飼っている、オオサンショウウオの庄兵衛  ©円谷プロ
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