あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月2日」(1998年)。
宇宙発電所ヘリオの視察に向かったヒビキ・ゴウスケ隊長が留守の間、指揮を任されたコウダ・トシユキ隊員。しかし、怪獣のバゾブがヘリオを飲み込んでしまう。さらにバゾブは地球平和連合TPC総合本部基地グランドームを襲撃。コウダはスーパーGUTSの基地でもある地球防衛の要、グランドームとそこにいる人々を守るため、ある決断を迫られる。
ヒビキ隊長のいるヘリオをバゾブが襲撃
「もし、戦いの中で、大を生かすために小を捨てることになったら、お前はどうする?」
コウダは、「どちらの命も生かすために全力を尽くす」と答える。それに対して隊長は、「もしその努力が実らずどちらかの決断をしなくてはならなくなったときはどうする?」とさらに問うと、「大を生かすために小を捨てます……と、言いたいところですがきっとできないでしょうね」と答える。
それを聞いたヒビキ隊長は、戦いの中で感情を捨てなければいけないこともあると、コウダに伝えた。
その後、ヒビキ隊長はヘリオに向かった。しかし、スーパーGUTS基地・グランドームはヘリオからのSOS信号をキャッチ。ヘリオがバゾブの襲撃を受けていたのだ。バゾブは、ヒビキ隊長とヘリオの職員がいるブロックを飲み込んでしまう。
スーパーGUTSはガッツイーグルS(スペリオル)で出撃。だが、バゾブに接近すると、なぜかガッツイーグルのシステムが停止してしまう。バゾブの体には強力な電流が流れており、その電磁波がコンピューターを停止させてしまったのだ。
さらに、バゾブは帰還したアスカたちのいるグランドームの近くに出現。電気エネルギーが豊富なグランドームに向かって進撃しはじめた。すると、司令室はバゾブからヘリオのSOS信号をキャッチする。ヒビキ隊長が生きていることを知ったスーパーGUTSだったが、兵器を使用できないためバゾブを止める手段がない。