あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月23日」(2002年)。
地球を侵略しにやってきたベリル星人。しかし、地球人にとりついて工作活動をするうちに、とりついた男性の家族を愛してしまう。
思春期の娘に煙たがられる“オヤジ星人”
調査中にムサシは、香織という女子学生に「宇宙人に追われている」と助けを求められる。しかし、香織が逃げているのは父親で、口うるさい父・草野忠雄のことを「オヤジ星人」と言って煙たがっているだけだった。
任務中のムサシが取り合わないと、香織が騒ぎ出して、近くにいた警官が駆けつけてきた。香織の父もやってくると、「ばーか」と言い残して香織は立ち去り、ムサシは草野からお詫びとしてたこ焼きを奢られる。草野はやたらテンションが高く、喜多浦食品で納豆ラーメン「ねばるっしょ」の営業をしているらしい。
一方、怪物体は突如行動を開始。研究施設のエネルギーを奪って消えた。しかし、なぜ怪物体がエネルギーの貯蔵プラントが研究施設にあることを知っていたのかが謎だ。ムサシは、以前から防衛軍の特務部隊が怪しい人物として草野をマークしていたと聞き、尾行する。
尾行した草野は仕事も失敗ばかりで、どうしても怪しいとは思えない。すると、怪物体が再び出現し、変電所から電気を奪う。ムサシは怪物体を誘導している電波の発信源に向かうが、何者かから攻撃を受け、気を失ってしまう。