ニュージェネレーション ウルトラマンがなぜ面白いのか 3つのポイント!

新番組『ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ』も開始! 見逃せない魅力を探る!

テレビマガジン編集部

『ウルトラマンアーク』に登場する飛世(ひぜ)ユウマをはじめとする、SKIPメンバーたち  ©円谷プロ ©ウルトラマンアーク製作委員会 PHOTO/講談社
主人公が所属して戦う防衛チームといえば、科学特捜隊、ウルトラ警備隊、MATなど、初期のウルトラマンシリーズでも大活躍して、彼らの武器やスーパーメカを使っての活躍や人間ドラマに胸を躍らせたものです。

しかしニュージェネの防衛チームはまた一味違って、あるときはより現代的に、またはよりリアルに、さらにはよりSF的に進化しています。

たとえば、Xio(『ウルトラマンX』2015)やGUTS‐SELECT(『ウルトラマントリガー』2021)には仲間に異星人がいたり、ストレイジ(『ウルトラマンZ』2020)やSKaRD(『ウルトラマンブレーザー』2023)は防衛チームのロボットで怪獣と戦ったりと作品ごとにさまざまです。

さらには、正確には防衛チームではない組織も登場します。

『ウルトラマンアーク』のSKIPは実際に怪獣を攻撃する防衛隊とは別組織の「怪獣防災研究所」で、その名の通り怪獣災害の調査研究が仕事で、戦力はほとんど持っていません。

『ウルトラマンタイガ』(2019)のE.G.I.S.は民間の警備会社で、宇宙人や怪獣が絡む事件にも対応します。

どの組織も家族的で結束力があり、各隊員が個性を発揮して事態に対処する様子が見て取れます。怪獣を調査・研究して、作戦を練り、それに合わせた行動をとるさまは、以前の防衛チームに負けない魅力を感じさせてくれるものです。

また、怪獣や宇宙人に対応する組織がない世界で物語が展開される『ウルトラマンギンガ』、『ウルトラマンR/B(ルーブ)』(2018)や、主人公が防衛チーム的な存在に属さない『ウルトラマンオーブ』(2016)、『ウルトラマンジード』でも、主人公は家族や仲間たちと協力して、怪獣の脅威や異星人の侵略と戦いました。

こうしてさまざまな変化をつけることで、ニュージェネでは枠にとらわれずにさまざまな世界でストーリーが繰り広げられ、それらのユニバースをつなぐことができるウルトラマンゼロによってウルトラヒーローの共闘を楽しむこともできる、ニュージェネワールドが展開されています。

ニュージェネの魅力をもっと知りたいあなたへ!

『講談社MOOK ウルトラマン ニュージェネレーション英雄伝』(講談社。税込み定価2970円)
このニュージェネレーション ウルトラマンの多様な世界のうち、ウルトラマンゼロ、ウルトラマンギンガからウルトラマンブレーザーまでを「ウルトラマン」「人間」「本編ドラマ」「特撮ドラマ」「怪獣&ウルトラヒーロー」の5つの観点から、豊富な写真と綿密な分析から解題したのが、『ウルトラマン ニュージェネレーション英雄伝』(講談社。税込み定価2970円)です(『ウルトラマンアーク』については収録されておりません)。

今回、魅力として語った「ヴィラン」「怪獣」「防衛チーム」はもちろん、「主人公」「ヒロイン」「アイテム」「アクション」「ストーリー」など、ニュージェネの魅力がつまった一冊です。ぜひご一読ください。
今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
TSUBURAYA IMAGINATION
『ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ』(2025)も2025年1月25日より配信開始!
https://youtu.be/lpKZth2fXS4
『ウルトラマンガイア ガイアよ再び』2024年12月7日より配信開始!
https://m-78.jp/news/post-7299
©円谷プロ
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てれびまがじんへんしゅうぶ

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga