ウルトラヒーローが怪獣と死闘を繰り広げるようになってからも、そうしたライドメカの進化は止まることなく、光の戦士たちの心強い相棒として、平和のための戦いを続けています。
今回は、『帰ってきたウルトラマン』の防衛チーム、地底怪獣グドンや古代怪獣ツインテールなどから日本を守ったMAT(マット)のメカをご紹介しましょう。
“怪獣攻撃隊”MAT
国際連合機構の地球防衛組織に属し、侵略者からの防衛も任務としているため、各種メカの発進カタパルトは灯台や岬の崖にカモフラージュされているのです。
その主力戦闘機は、おなじみワンダバの音楽に乗っての出撃も精悍なマットアロー1号です。
強力なジェットエンジンによる優れた加速性能・旋回性能を有するだけでなく、機首にはレーザー砲を装備し、機体下部ハッチ内には火炎放射器やMN爆弾などを追加装備できる、たいへん汎用性の高いライドメカです。
そして第22話のプラスチック怪獣ゴキネズラ戦での2代目隊長・伊吹の初登場シーンでもおなじみのマットアロー2号は円形の翼が特徴的なVTOL機で、高高度でも作戦行動が可能な小型戦闘機です。
さらに第34話の対合成怪獣レオゴン戦などで複数機が活躍したティルトローター式のマットジャイロも、そのホバリング性能を活かした小型メカの輸送や特殊装備での攻撃で印象的な活躍を見せてくれました。
地上戦でもチームワークを発揮!
第6話でマットバズーカで攻撃しつつ古代怪獣ツインテールに向かっていったり、第8話では爆弾怪獣ゴーストロンを誘導するため爆発する戦場を激走するマットジープの勇壮な姿が忘れられません。
ほかにも地上用メカとしては、パトロールや戦闘に多用され、ウルトラマンへの変身者・郷 秀樹の兄貴分である坂田 健が開発したスタビライザーによって高速走行時の安定性が大きく向上し、時にはロケットランチャーも装備したマットビハイクルがあります。
また水中用メカとしてはオイル怪獣タッコングの捜索をしたマットサブが、宇宙用メカとしてはMATステーションとの連絡に使用されたスペースアローが活躍しました。
『ウルトラメカ大全』でスーパーメカの進化と戦歴をチェック!
そんなウルトラメカの実戦投入の歴史と全容、そしてウルトラヒーローとの共闘の歴史を、『ウルトラマン』から『ウルトラマンブレーザー』まで追ったのが『講談社MOOK ウルトラメカ大全』(税込定価:2970円)です。
人類が知恵を振り絞って、怪獣や侵略者と戦い続けてきた歴史をぜひ確認してください。
テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga