
『ウルトラマンメビウス』『ギンガ』ボガール・ダークルギエル 転換期の新機軸
『講談社MOOK ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』よりぬきコラム【第14回】
2025.06.14

今回は、ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品『ウルトラマンメビウス』(2006年)、ニュージェネレーションウルトラマンが新たなテレビシリーズでその姿を見せた『ウルトラマンギンガ』(2013年)から高次元捕食体ボガールとダークルギエルを紹介しましょう。
我、食べる。故に我、有り!!

人間の姿をとって第1話から登場するボガールは、怪獣の天敵ともいえる生命体で、知性は高いにもかかわらず、行動原理が徹底して食欲に限定されているという、シンプルにしてわかりやすく、その行動に対しても説得力がある設定になっています。
かつてウルトラマンヒカリが見守っていた惑星アーブを滅ぼしたこともある強力怪獣で、電撃によって強化変身したボガールモンス、知能の低いレッサーボガールなどのバリエーションをもっているというのも、魅力の一つです。