『ウルトラマンタロウ』バードン・メフィラス星人(二代目)・モチロン ジュブナイルの成熟

『講談社MOOK ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』よりぬきコラム【第6回】

テレビマガジン編集部

悪質宇宙人メフィラス星人(二代目)
©円谷プロ PHOTO/講談社
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ウルトラマンシリーズに登場する怪獣・宇宙人の誕生物語やストーリー中での活躍を追跡して、解読するムック『ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』から、作品に登場する怪獣や宇宙人がなぜこれほど魅力的なのかをお伝えしましょう。

今回はネオ・ファンタジーともいわれるジュブナイル(少年少女もの)を極めた『ウルトラマンタロウ』(1973年)から、火山怪鳥バードン・悪質宇宙人メフィラス星人(二代目)・うす怪獣モチロンを紹介しましょう。

最強説あり! ウルトラヒーローキラー・バードン!

火山怪鳥バードン
2大ウルトラヒーローの命を奪ったことで知られるバードン。しかもその最期は火口で爆死するという壮絶なものでした。  ©円谷プロ PHOTO/講談社
火山怪鳥バードンは『ウルトラマンタロウ』第17話「2大怪獣タロウに迫る!」、第18話「ゾフィが死んだ!タロウも死んだ!」、第19話「ウルトラの母 愛の奇跡!」に登場した怪獣です。

3週連続エピソードのメイン怪獣(食葉怪獣ケムジラも登場してタロウと戦いますが、バードンに食べられてしまいます)で、大熊山から出現して桁違いの能力を見せます。

羽ばたきで突風を起こし、猛毒を持ったくちばし攻撃でタロウを倒し、タロウに代わってバードンに立ち向かったゾフィーをも超高熱火炎放射とくちばし攻撃で倒しています。

名実ともに悪質宇宙人にふさわしくなって再登場!

悪質宇宙人メフィラス星人(二代目)

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