『仮面ライダーギーツ』変身セット&ガトリング銃に込めた工夫を大公開!

テレマガ10・11月号豪華付録の製作秘話を、担当編集者が明かす!

テレビマガジン編集部

ギーツカラーと近未来なデザインに注目!

続いての「スーパーヒーロー ガトリングシューター」のデザインは、こちらもテレマガ表紙のデザインをしている、ヒライヒトリさんにお願いしました。

表面の彫刻は、仮面ライダー、スーパー戦隊、ウルトラマンなどの特撮番組に登場しても違和感のない、近未来的なデザインをヒライさんが考案してくれたものです。
サイズは約縦9×横12×幅4センチ。子どもの手に収まりやすい大きさもポイント  ©講談社 2022
幾何学的な立体造形に近未来感が漂う  ©講談社 2022
「スーパーヒーロー ガトリングシューター」は、シリンダーを取り付け、弾を込めれば完成というとっても簡単な設計。

ちょっと分かりにくいのですが、このシリンダー取り付けの際に、子どもが前後を間違えないよう、前側に「まえ」と印を入れています。
中央の「まえ」の文字の刻印、見えますでしょうか?  ©講談社 2022

シリンダーを回してレバーを引き打つ、一連の動作をスムーズに

シリンダーをカチカチ回し、レバーを引いて弾を固定。そして引き金を引いて打つ。この一連の動作がガトリング銃の醍醐味ともいうものです。

そこに少しでも不具合があると、子どもはなりきりの世界から醒めてしまうもの。だから、この動作がスムーズに行えるかは、何度も確認して調整しました。
弾の発射までの動作は子どもでもノンストレス。上部のオレンジのレバーは元々正方形だったが、「より銃っぽくしよう」という意見から長方形に変更した  ©講談社 2022

弾を狙いにまっすぐ飛ばすために驚きの工夫も!

テレマガ2022年10・11月号本誌には、「スーパーヒーロー ガトリングシューター」の的として、『仮面ライダーギーツ』に登場するジャマト、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する獣電鬼、そして『ウルトラマンデッカー』に登場するスフィアゴモラと、3体の敵が付いています。

これらの敵を正確に狙うためには、弾をまっすぐ飛ばせるよう、ある程度重さが必要です。ですが、弾をプラスチック素材にすると危険が……。そこで、ウレタン素材の弾の中心に紙を折って入れ、重りとする工夫で、安全性と実用性を実現しました。
紙の重りを入れたウレタン弾と、重りのための紙  ©講談社 2022

長く遊ぶための補強もあちこちに

一方で、できるだけ長く遊んでもらうための工夫もちりばめました。

その1つは、左右を合体した部分のたわみを防ぐ立体形状。力を入れても壊れにくい補強の役割も果たしています。

そしてもう1点、引き金を引く衝撃が伝わり、壊れやすい部分にリブを付けて、こちらも補強しています。
左右の合体部分は、たわみを防ぐ立体形状に  ©講談社 2022
引き金カバーの左根元に付けたリブ(土台のような部分)が、引き金を引いた際の衝撃をカバー ※矢印部分  ©講談社 2022
いかがでしたでしょうか。付録は、とにかく子どもが長く楽しく遊べる、そして安全を第一に考えて作っています。そのために、ときどき別の撮影に来たモデルのお子さんにこっそり使ってもらって感想を聞き、改良を加えることも……。

本当に子どもに楽しんでいただけているか? 子どものためになっているのか?

毎日自問自答しながらですが、これからもそれを第一に考えて、付録製作をしますので、ぜひ遊んでみてください!
テレビマガジン2022年10・11月号絶賛発売中!

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。